まだまだ続く「保育園落選」の現実、そのとき親はどうすれば良い?

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2017年2月現在、認可保育園の選考結果通知を見て落選し、嘆いている親は都市部を中心にまだたくさんいます。その数は保護者が育児休業中など「隠れ」のケースを含めると約9万人いるとされ、これはつまり9万人の人が仕事に復帰できず社会で活躍できないことを意味しています。この数は日本の社会にとっても大きな損失になっています。

料金も安く、保育の質も良いとされる認可保育園に落選してしまった場合、親は一体どうすれば良いのでしょうか?選考結果通知が届くのは2月が多く、4月から働くことを考えているのならばすぐに行動に移さなくてはなりません。今日は保育園に落ちてしまった後の具体的な対策を考えていきます。
また認可保育園を利用しなくても親が働くことはできるのか、その方法も模索していきましょう。

1.保育園に入ることができない現状

shutterstock_172574420「保育園落ちた日本死ね!」の衝撃的ブログから約1年が経ちます。しかし残念ながら認可保育園に入ることのできない子供の数は変わっておらず、これから子供の預け先をどうすれば良いか頭を抱えている親がとても多いのです。都市部を中心に申し込んだ認可保育園の選考結果通知はことごとく落選し、SNS上で不満や今後の不安を抱えている親の発言が相次いでいます。

1-2. 待機児童が多い都市部

全国の中でも東京都23区の待機児童数は多く、中でも特化している自治区は世田谷区、江戸川区、板橋区が目立っています(参照 マイナビニュース 認可保育園に入りやすい自治体は? – 東京23区の状況を調べてみた)

世田谷区の例を見てみると、通える範囲の認可保育園を8つ申し込んだけれどすべて落選してしまったというケースもあります。選考基準に従った結果とはいえ、8つの保育園すべてに断られたというのは非常に親としてもショックを受けてしまうでしょう。一体何のために保育園があるのか、憤りを感じている親は少なくありません。

1-2.保育園を開設することができない

こうした保育園の待機児童の問題は、そもそも入園を希望する子供の数に比べて保育園が足りないという問題があります。最近見聞きする保育園建設反対運動ですが、実はただ単に子供が嫌いだから、うるさいから反対ということではありません。保育園を開設するスペースが足りない、保護者の自転車のマナーを心配したり、車で登園することにより事故が起きるのではないかといった懸念があったりして、子供を持つ親までもが反対していることもあります。つまり保育園建設を反対しているのは子供嫌いな人の意見ではなく、現代の社会においては避けられない問題なのです。このように現状では認可保育園を増やすことは難しく、待機児童の数を劇的に減らすことはできていません。
(参照 クローズアップ現代 子どもって迷惑? ~急増する保育園と住民のトラブル~

2. 認可保育園に落ちてしまったらすべきこと

shutterstock_428360827では希望する認可保育園に落ちてしまった場合、具体的にどのような行動を取れば良いのでしょうか?つい最近までは復職をあきらめ、仕事を退職してしまう親がとても多かったのです。しかし最近ではこのような現状を抱えた親がSNSを通じて不満を社会に発信し、大きな社会問題として注目されています。

2-1.落ち込んでいる暇はない!4月はもうすぐ

希望している認可保育園に落ちてしまったら、ショックで何もする気が起きない人もいるでしょう。しかし2月に選考結果通知が届き、働きだすのが4月ならあと1か月半程度しか時間はありません。この期間に子供を預かってくれる新たな場所を探す必要があります。仕事を始めるのであれば、落ち込んでいる暇はありません。保育園を落ちたと分かったその日から、次の行動にうつる必要があります

2-2.認可外保育園をあたってみる

まず最も一般的な行動として、認可保育園に落選してしまったら「認可外保育園への入園」を目指しましょう。認可外保育園は月謝が高かったり、場所によっては敷地面積が狭かったりして保育の質が悪いといった懸念もあります。しかし認可外保育園に通っている子供は、認可園への転園が有利になります。

まずは子供を預かってくれる認可外保育園がないかすぐに探してみましょう。選考結果通知が届く2月頃は認可外保育園から認可園へ転園する子供も多く、空きが出る可能性も高いのです。そのため不採用通知が届いたら、すぐに認可外保育園へ連絡を入れてみるのをおすすめします。認証外保育所は連絡を入れた人から優先的に入園させてくれるといった特徴もあります。

2-3.認可外保育園のキャンセル待ちを利用する

しかし近くの認可外保育園もすでにいっぱいでダメだった、そういったケースもあります。そのような場合は希望する保育園の「キャンセル待ち」を行いましょう。認可外保育園に入る規定は役所の審査などは必要なく、基本的に月謝をきちんと払える家庭であればどの子供でも受け入れてもらえます。キャンセル待ちは早い予約ほど順番が有利になるので、こちらも早い行動がおすすめです。認可外保育園のキャンセル待ちは意外と早く連絡が来ることもあるので、気になる園があればいくつか予約しておいても良いでしょう。

2-4.どうしても認可保育園が良いと言う場合は?

比較的入園しやすいのが認可外保育園ですが、月々の月謝は平均6万円と言われており、収入によっては10万円以上支払うこともあります。

毎月の支払いが厳しい、保育内容に満足がいかないといった理由でどうしても認可園を希望する場合は「認可保育園の二次募集」に応募しましょう。これは年度の途中で引っ越しや家庭の事情で退園した子供が出た場合に入園できる予約となります。募集は不定期に行われているため、いつ入園できるか確実に知ることは難しいでしょう。そのため入園するまでは家族で協力し合って子供を見たり、ベビーシッターなどを利用したりして乗り切る必要があります。2次募集の情報は各園のホームページや広報等で知る事ができるので、希望者はこまめにチェックすることが必要です。

3.保育園以外の託児を模索する

shutterstock_411109900認可でも無認可でも、保育園に子供を預けることができれば親の多くは働くことができますが、距離が遠かったり理想とする保育園に入園できなかったりした場合はどうすれば良いでしょうか。

そのような場合多くの人が働くこと自体をあきらめてしまうようですが、中には自分の家族や自治体のサービスを工夫して利用し、希望する保育園に入るまでの期間を乗り越えた人もいるようです。

3-1.金銭の条件を出し、親や親せきを頼った例も

保育園に頼ることができない場合、最も頼れるのが自分の親を含めた家族の協力です。しかし両親が遠くに住んでいたり、親も働いていて孫の面倒を見ることが難しいこともあります。

しかし最初から親や親せきは頼れないと決めつけず、自分が困っている現状を相談してみると意外と協力してくれることもあるようです。ある例では他県に住んでいた自分の親が、保育園が決まる3ヵ月間だけ同居して孫の世話をしてくれたこともありました。また自分のパートの仕事をやめて孫の世話をしている親に対して、保育料と言う形でお金を支払い、お互いストレスを感じないよう工夫して子育てをしている親子もいます。何年間も孫の面倒を見るのは大変なことですが、保育園が決まるまでの数か月間だけなら、探せばなんとか協力してくれる親戚は身近にいるかもしれません。

3-2.保育ママや、ファミリーサポートを利用する

保育ママは「家庭福祉員」という名称で、主に自宅を保育所として子供たちを預かっている仕事です。

通常の保育所に比べると園庭や遊具などの施設が劣るといった懸念もありますが、一般家庭で預かっていることはむしろ家庭で子育てをしてくれている雰囲気に似ており、預けてみると子供たちものびのびと過ごしていることが多いようです。自治体によって制度は違うものの、保育士資格など取得している人が保育ママとして活躍していることが多く、子育ての経験者が子供を預かってくれることである程度の安心感はあります。

また多くの自治体にはファミリーサポートセンターがあり、協力員となった人が空いている時間を利用して子供を預かってくれるシステムもあります。

いずれにせよ保育園に比べると時間が限られていたり設備が整っていなかったりという懸念もありますが、認可保育園に入るまでの期間だけなら利用価値は十分あるように思えます。利用してみたら意外と良かったという声も多々あるので、まずは住んでいる自治体にどのようなサービスがあるのかチェックしてみましょう。

まとめ

 shutterstock_470130089待機児童問題に関しては国も必死に対策作りに乗り出していますが、保育所の数を急に増やすことも難しいですし、子供たちを見てくれる保育士の数も足らない現状が続いています。そのため残念ながら来年には改善されているといった簡単な問題ではありません。しばらくは認可保育園に子供を預けることができない親も多いことでしょう。

しかしだからと言って簡単に仕事をあきらめるわけにもいきません。子供の預け先を模索しつつ、なぜこんなに働きづらい環境なのか、まずは1人1人が声を上げていきましょう。たった一声の意見でも集まることにより大きなうねりとなり、子供を持つ親が働きやすい環境を社会全体が模索することにもつながるのです。

 

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