
将来子どもがどういう生き方をするか、どんな職業に就くかにかかわらず、立派に自立して生きていくために、共通して必要な要素はなんでしょうか?
わたしは、
- ①健康
- ②強い精神力
- ③コミュニケーション能力
この3つの要素が、最低限必要な要素だと思っています。
わたしがこの3つの要素を大事だと考えるに至った経緯を紹介します。
それはわたしのサラリーマン時代の体験に基づいています。
特にバブル経済絶頂期に勤めていた会社では業務量が半端なく
残業は翌日の1時や2時に及ぶ事も日常茶飯事でした。
このようにギリギリの状態で仕事をしていると人間の本性が現れてきます。
①こっそりさぼったり、やる気をなくしたりしてペースダウンする者
②元気はいいけれど、事務的な仕事が進まない者
③遅れているところに助けに入り、強い責任感とリーダーシップで周りを引っ張っていく者
わたしが見たところ、この3つのタイプに分かれます。
①のタイプの社員は、周りとの人間関係に悩み、
うつ病になったり、体力が続かなくて休みがちになったり、
社内で浮いた存在になり会社での評価も下がっていくのです。
あるとき気づいたのですがこのような社員は、
偏差値の高い一流大学を卒業して入社して来た社員が多かったのです。
②のタイプの社員は、学生時代に運動部で活躍した人に多いタイプです。
「気合いで頑張れば何とかなるさ」という大雑把な仕事ぶりで能率が悪いために、
「おまえは脳みそまで筋肉でできているのか」とバカにされ、
よっぽど努力をしないと雑用係に甘んじなければならなかったのです。
そして③のタイプの社員は強い精神力と体力を身につけているため、
つらい状況にも耐える事ができ、リーダーシップを発起することで社内の信頼を勝ちえていくのです。