子供の体力低下は親が原因!?運動不足にならないために親が気を付けるべきこと

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現代の子供たちは昭和の時代の子供たちに比べると体力が落ち、運動能力も衰えています。それは環境の変化などさまざまな要因がありますが、一緒にいる大人が原因になっている場合もあります。

1.体力低下の原因は子供を取りまく環境や、ゲーム機だけのせいではない

shutterstock_368050490体力低下の原因の一つと言われている環境の変化やゲーム機の影響。これらは確かに子供たちから運動する機会を奪っていると言えます。しかしたとえ運動場がなくてもゲーム機があっても、ちょっとした大人の心がけで、子供たちは運動をするようになるかもしれません。

 1-1.確かに自由に走り回れる遊び場は減ってしまった

日本では多くの都市部を中心に、山や川などの自然の遊び場が開発によって失われてきました。同時に空き地や原っぱも宅地やスーパーに変化し、遊び場が減っているのは確かです。しかも昔からある公園なども、最近では「ボール遊び禁止」といった条例が一般的になり、野球やサッカーといった身体を動かすボール遊びができない環境になっています。こうしたことが後押しし、公園に行ってもつまらない、遊ぶ相手がいないといったことから、外で遊ぶ子供たちが減ってきました。

また昔は道路で遊ぶ子供たちも多くいましたが、最近では道路にチョークでらくがきをしただけでも叱る大人が増えています。住みやすい環境を作り続けた結果、子供たちが遊べる環境が減っているのです。

 1-2.スポーツよりゲームに夢中になるのは親も一緒

公園に来ているのにゲーム機で遊んでいる子供たちを見て、苦々しく思う大人も多いでしょう。しかし電車の中を見れば、ほぼすべての大人がスマホに夢中になっています。携帯ゲームが楽しいということは、多くの大人が日々の生活で子供に見せているのです。

そもそもゲーム機を子供に与えているのは、他でもない親を中心とした大人です。うちの子はゲームばかりで運動しない…と嘆く親御さんが多いですが、そもそもゲームを買った時点で運動の機会を奪っていると考えた方が良いでしょう。

しかし多くの子供たちがゲームで遊んでいる現在、自分の子供にだけ買い与えてやらないのは難しいことかもしれません。スポーツに夢中になって運動をしてほしいと思うのならば、ゲームとのバランスを考え、親もスマホを我慢し、一緒に体を動かすなどの工夫をする必要があります。

 1-3.「子供の為に…」が体力を低下させている!?

また最近の大人は「危ないから」「まだ小さいから」といったことを理由に、子供に運動をさせる機会を奪っています。

その代表的なのが「歩かせない」こと。ちょっとスーパーに買い物に行くにしろ、道路の道幅が危険だから車で行く、自転車の後ろに乗せるなどとして、子供を自力で歩かせることをしません。

歩くことは体力を作り上げる基礎的な運動です。幼稚園に入る頃の幼い子供でさえ、1日1キロ以上は簡単に歩ける体力を持っています。確かに子供の安全を確保することは大切ですが、子供が自ら歩いて道路の危険性を認識することも大切でしょう。大人は意識して乗り物に乗ることを減らし、子供と一緒に歩くことを心がけましょう。

2.子供の体力低下の現実

shutterstock_322305761では現代の子供たちは一体どのくらい体力が低下しているのでしょうか。体は一見して昔の子供たちに比べると大きいのですが、体力はそれに反比例して衰えているようです。

 2-1.文部科学省が発表している子供の体力低下の現実

文部科学省が昭和39年から行っている体力テストがあります。これは「体力・運動能力調査」と言われ、例えば50メートル走のタイムや、ソフトボール投げの距離などを測ります。それによると昭和60年ころを境に、子供の運動能力は低下し続けているのです。

昭和60年頃と言うと世の中はちょうどバブル全盛期です。都市部を中心に開発が進み、子供たちが走り回れるような原っぱにはビルが立ち並び、空き地や山などの自然的な場所が奪われた時期でした。またそれと同時にファミリーコンピューターが発売され、外遊びから家の中での遊びに魅了された子供も多くいました。

遊びの環境の変化は、確実に子供たちの体力を緩やかに奪っていったのです。

 2-2.体力低下が原因で考えられる子供自身への影響とは

しかも体力の低下に比例するように、子供たちにケガが目立ち始めました。日本体育・学校健康センターの調査結果によると、1978年では小学生に関するケガの件数は約35万件だったのに対し、1999年には45万件にも増えています。

しかもケガの内容は骨折が多く、転んだ拍子に顔面や頭を打ってしまう子どもが増えてきました。体力の低下に伴い、転んだ際にも頭を守ると言った上手な転び方を知らない子供が増えていることになります。体力の低下は、子供たちの生活の中でも悪影響が出ているのです。

また体力の低下が見られるようになった昭和60年代から、肥満や糖尿病を抱える子供たちが増えてきました。これは食生活の影響もありますが、運動不足により体の代謝量がおとろえ、まるで大人の生活習慣病と同じようなような状態になっているのが分かります。

2-3.子供の体力低下は社会全体にも影響を与える

文部科学省では、体力は「生きる力」ととらえ、子供たちの体力向上を促しています。体力は人間が生きるうえで大切な活動力となり、それが衰えると生活全般の活気がなくなってしまうのです。

最近ではニートや引きこもりといった問題が話題となっていますが、確かに引きこもっている人で積極的に運動をしている人は少ないように思われます。体力がない子供が将来引きこもってしまうといったわけではありませんが、体力がないと生活に活力がなくなってしまうといった懸念は十分あります。

また体力の低下している子供は生活習慣病やストレスに対する抵抗力の低下などが心配されます。これは極端なことをいうと将来医療費などがかかるといった問題に直結するのです。

自分には子供がいないから大丈夫といったことではなく、子供の体力の低下は社会的にも悪影響であり、間接的に自分にも医療費や税金などの負担が増えてくることが分かります。

3.子供の体力を向上させる3つの方法

shutterstock_219600601では子供たちの体力を向上させる身近な方法というのはあるのでしょうか。遊び場が減り、ゲーム機などで遊ぶ子供たちが増えている現在、大人が子供の体力を向上させるには、日々の生活においてちょっとした工夫が要るようです。

3-1.自分で歩かせる 子供の荷物は子供に持たせる

まずは身近にできる子供の体力づくりを考えてみましょう。

買い物や習い事、遊びに出かける際にも、つい大人が子供の荷物を持っていませんか?子供も遊びたいし荷物は邪魔だし、大人に荷物を当然のように預ける光景はよく見られます。

しかし自分の荷物は自分で持つということを、幼いうちから教えることにより、子供の基礎体力はつき自立心を養うことにもなります。特に男の子は将来、重い荷物は率先して男性が持ってあげるというルールを覚えるかもしれません。

また先ほども述べたように「歩くこと」は一番の基礎体力作りになります。何かと忙しい現代、親としても時間がもったいなく自転車や車で移動してしまうこともありますが、子供は普段どのくらい歩いているでしょうか。それを踏まえ、意識して子供と一緒に歩くことを実践しましょう。

3-2.散歩やハイキングで楽しく体力づくり かけっこやボール遊びも効果的

テレビで有名な教育評論家が、「山登りは子供の体力をつけ、家族の団結力を高める。人生経験において何より勉強になる」と言ったことから、ここ最近山登りは少しブームになっているようです。

確かに辛い山道を登り切った後は達成感がありますし、家族や仲間と協力しての山登りは連帯感を強めます。これはわざわざ山に行かなくても、「今日は頑張って隣の駅まで歩いてみよう」といった目標を立て、一緒に長距離を歩くことでも十分体力づくりができるでしょう。

また近くの空き地や家の前などで、ぜひ一日5分だけでも子供とボール遊びをしてみてください。最近の子供たちは「ボールを上手に投げる」「キャッチする」という動作が苦手です。ボールを追いかけることで走り回ることにもなるので、ボールを上手にコントロールする技術を身につけ、基礎体力をつけるきっかけになります。

3-3.体操教室やスポーツ教室に通う

そうはいっても共働き家庭が増えている現在、多くの親がなかなか子供と運動の時間を取れないのが現状でしょう。

そんなときは子供の習い事に体操教室やプールなどのスポーツ教室を選択する方法もあります。

ポイントはなるべく子供が好んで通うことのできる習い事にすること。水が怖くて泣き叫ぶ子供に対し、無理やり水泳を習わせてもますます運動嫌いになってしまうかもしれません。子供は数あるスポーツの中でどんなことが好きなのかを考え、色々と見学してみるのがおススメです。

またせっかくのスポーツ教室、さらに基礎体力をつけるためにも荷物は子供自身に持たせ、送り迎えはなるべく徒歩で行けると良いですね。

4.まとめ

3G5A1895.MOV.Still001子供の体力の低下が言われてだいぶ経ちますが、それに危機感を覚えている大人は少ないかもしれません。しかし子供の体力の低下は結果的に社会的損失につながり、自分たちの負担となって返ってきます。

また子供たちが将来心身共に健康な大人になるためにも、大人自身も少々我慢し、スマホを見る時間を減らして子供たちと一緒に歩くことを心がけましょう。一日5分のボールキャッチでも良いのです。これらは少しの時間があれば実践できます。

また子供にしっかりと運動をさせたいならば、子供たちを体操教室やスポーツクラブに入会させるのもおススメです。働く親が増えている現在、それに比例するようにスポーツの習い事は増えています。スポーツの内容や料金もさまざまですから、自分の子供や家庭事情に合った習い事を見つけてみましょう。

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