自ら学ぶクセを付ける!子供の辞書選び方と効果的な使い方

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子供が小学生になると、国語の時間で「辞書」を使うことも増えてきます。漢字や言葉の意味を調べたり、読み方を確認したり。子供の国語力を伸ばすためには辞書は昔から必需品と言って良いでしょう。

しかしデジタル化が進んでいる現在、何を調べるにせよスマホやパソコンがあれば簡単にできるようになりました。それは大人だけでなく子供も同じで、言葉の意味を調べるにせよスマホや電子辞書の方が簡単に済ませることができます。しかしスマホといった機能だけで辞書を使うことがなくなってしまうと、子供の学力にどう影響が出るのでしょうか。今日は子供と辞書の関係について考えていきます。

1.本の辞書を使わないと子供はどうなる?

shutterstock_522134401インターネットが普及していない頃の昔の小学生と、現在の小学生の国語力を比べると、現代の子供の方が国語力は劣ると言われています。

これはスマホの普及により勉強時間が削られていることが大きな原因のようですが、ラインなどの通信アプリで人との会話が減っていること、分からないことを考えずに何でもスマホで調べてしまうことも要因としてあります。つまり時間をかけて言葉を辞書で調べるといった行為も減っており、結果として国語力が劣ることにつながっているのです。

(参照 暮らしの手帳 携帯・スマホ使用で成績が下がる (小中学生調査)

1-1.印象的に残るのは本の辞書!?

しかし本の辞書は持ち運びが重く、値段も2000円以上することもあり、家庭に用意していない場合もあります。そのため小学3年生の国語辞典を使う学習でも、家庭で辞書を用意することを強制する学校は現在ではほとんどありません。時代の流れとともに、本の辞書はだんだんと姿を消してしまっているのです。

しかし本の辞書はスマホや電子辞書で調べるよりも手間が掛かり、目的の言葉を見つけたときに「達成感」を感じることができます。その言葉に関する情報やイラストが網羅されていることも多く、スマホなどのデジタル機器よりも「単語の記憶定着」につながる可能性が高いのです。一冊あればしばらく買い替える必要もないので、お子さんがいる家庭ではぜひ国語辞典を一冊家に用意してあげましょう。

(参照 紙の辞書、電子辞書―その利点、弱点に関するメモ

1-2.デジタルならスマホよりも電子辞書がおすすめ

それでも本の辞書は持ち運びが重く、時間がないときにサッと調べることができないこともあります。普段からスマホやパソコンなどで言葉を調べることが多いなら、電子辞書があると便利です。

一見スマホで調べた結果とあまり変わらない印象もありますが、電子辞書で調べた方が言葉の意味や類義語、例文や慣用句なども乗っていることが多く、知識の幅が広がります。また電子辞書なら過去に検索した言葉やチェックした項目が表示されることもあるので、子供の学習意欲を刺激することもできるでしょう。また電子辞書が一つあることで国語だけでなく、英語や医学などの辞書としても活用できるのことも多く便利です。

2.辞書引き学習のすすめ

shutterstock_283085177デジタルの辞書が主流になりつつある現代ですが、本の辞書を使い子供の学習意欲を引き出すこともできます。代表的な学習方法が「辞書引き学習」です。これはどのようなものか、具体的に見ていきましょう。

2-1.子供の知的好奇心を刺激する辞書引き学習

「辞書引き学習」とは中部大学の深谷圭助准教授が提唱した辞書を用いた学習法です。小学校1年生から始められる学習であり、生活していく上でわからない単語を辞書で調べ、そのページに付箋を貼っていきます。こうして調べたことがどの程度増えたか可視化することができ、付箋が増えるたびに辞書をどのくらい使ったのかが分かり、達成感を得られるようになります。

辞書で調べていくたびに貼られている付箋は増え、辞書はみるみるうちに太っていきます。これを繰り返すことで子供は自ら学ぼうという姿勢が身についていくのです。

(参照 日本経済新聞 電子版 親子で体験「辞書引き学習」 話題の勉強法の効果は?

2-2.辞書引き学習のメリット

辞書に慣れていない小学校低学年では、最初は言葉を調べるのにも相当苦労するでしょう。しかし辞書を引く行為が「あかさたな」の順列をしっかりと定着させ、言葉に順番があることを覚えていきます。

また「こうじ」という言葉を調べるにせよ、工事、公示、麹など、たくさんの言葉があることを学ぶことができます。辞書を引くことによって普段は気づくことのない言葉の存在を知ることができるのです。

辞書引き学習は最初のうちは「付箋が増えることの喜び」に目が行ってしまいますが、調べ続けていくうちに言語そのものに対して興味が大きくなります。その頃には自分で分からないことは調べるといった自主学習の姿勢も増えるため、継続して行うことが大切です。

3.親子で積極的に辞書を使おう

shutterstock_344829545辞書を買い与えるのは簡単ですが、問題はその辞書をきちんと使うかどうかです。先ほどの辞書引き学習も、「分からない言葉を調べなさい」と言っただけではなかなか調べないことが多いでしょう。低学年の子供は特に辞書の引き方が分からないことも多く、親のサポートが必要です。

3-1.子供に任せっぱなしはいけない。一緒に辞書を引いてみよう

子供が辞書を引くきっかけとなるのが、国語で学ぶ新しい漢字の意味や読み方です。宿題で言葉の意味を調べよう、といった課題が出ることもあるでしょう。

しかしそれは一日に多くても2つか3つほどでしょう。毎日2,3の言葉を辞書で引くことができれば良いですが、宿題がなければ辞書を引くことも無くなってしまいます。

辞書を日常生活に取り入れるには親のサポートも必要です。一緒に辞書を引くには「新聞」を活用してみましょう。簡単なコラム記事などを読んで、分からない言葉を一緒に辞書で調べてみる。これは子供にとって勉強にもなりますが、親子で遊んでいるような感覚にもなり、子供にとって嬉しい時間にもなります。調べたページは付箋を貼ることで「学んだ」という実感を得ることもできます。最近では「辞書引き辞典専用の付箋」なども売られているので、親子でどのくらい付箋を増やすことができるのかチャレンジしてみても楽しそうです。

(参照 ポストイット 辞書引き用付箋

3-2.スマホや電子辞書も!調べないよりかは活用しよう

本の辞書の方が、スマホなどで言葉を検索するよりかは単語の記憶定着につながり、学習意欲を高める可能性が高いです。

しかし一番いけないのは「分からない言葉を放置する」ことです。例えば漢字テストで「春節」の読み方が出たとき、意味は分からないが「しゅんせつ」と書けば丸がもらえます。しかししっかりと意味まで理解することが大切であり、あやふやな意味合いのまま放置してしまうと語学力を向上することは出来ません。

本の辞書で調べるのはイヤだといった場合は、スマホやパソコンでも良いので分からないことはしっかりと調べさせるようにしましょう。一瞬で検索できてしまうので、印象に残らないデメリットもあります。しかし一番良くないのは分からないまま放っておくことです。

その言葉だけをシンプルに検索する方法もありますが、ネット上で調べればウィキベテアや国語辞典上で検索することもでき、より深く言葉の意味を知ることができます。今後はさらにネット上での通信教育も増えていくので、このようなサイト上での辞書の引き方を子供に教えてあげるのも良いでしょう。

まとめ

shutterstock_326331419時代の流れとともに、大人も子供も本の辞書を使う機会は減ってきました。値段も高く持ち運びにも不便な辞書は、だんだん家庭から姿を消しているようにも見えます。

しかし辞書引き学習といった付箋と辞書を使った学習は、学んだ内容を可視化することもでき、子供の学習意欲を向上させることもできます。1つの言葉にも様々な意味や漢字があることを知ることができるのは、辞書を通じた学習ならではと言えそうです。

それでも辞書を引く手間が大変という場合は、電子辞書やパソコンでも良いので分からない言葉を検索してみましょう。子供だけに検索させるのも良いですが、親子で興味あることを調べることにより、言葉を調べること自体が楽しいと認識させることができます。それはきっと国語や語学力の向上にもつながることでしょう。

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