勉強だけでは得られない、子供の好奇心をくすぐる「体験型学習」の効果

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子供にいろいろな体験をさせることは、想像以上に子供の能力を引き出すことができます。現代の大人は、つい「危ないからやめなさい」「大人がいないとダメ」などと言って子供の行動を制限しがちです。

しかし大自然のキャンプなどに参加させることで知的好奇心を満たしたり、日常の生活を子供に任せてみることで責任感を感じたりすることもできます。多くの経験はどうすれば要領良く物事を運ぶことができるのかを学ぶこともでき、子供の成長には欠かせません。今日は子供に積極的に関わらせたい体験型学習について見ていきましょう。

1.キャンプに参加することで得られる物とは

shutterstock_174946718夏休みになると、学校などから多くのキャンプ教室と言った自然体験を募集するチラシをもらってきます。特に都会で育った子供にとっては自然と触れ合う経験は少なく、参加させることで何かしらの成長がありそうです。こうしたキャンプなどの野外活動に参加させると、子供にとってどんなメリットがあるのでしょうか。

1‐1.めったにない、親元を離れる経験

わが子と2,3日離れた経験はありますか?実家に預ける、いとこの家に泊まりにいくといったことはあっても、なかなか子供だけをどこかに数日預けることはないかもしれません。

キャンプなどの野外活動は、知らない子供同士が集まり、あまり馴染みのない大人と一緒に過ごすことがあります。子供にとってそれはとても緊張する経験であり、さまざまな価値観の人と触れ合うきっかけにもなります。キャンプに子供を参加させることで他人とのかかわりが増え、人見知りが減った、自己主張ができるようになったということもあります。親元を離れあまり知らない人達と関わりと持つことは、子供にとって滅多に経験することのできない貴重な体験です。

1-2.自然と触れ合うことのメリット

自然と関わりを持つことは、子供たちにとって「五感を刺激する」ことになります。普段あまり意識することのない草の匂い、川のせせらぎの音、触ったらかぶれてしまう葉っぱ、みんなで作った料理の味、見たこともない雄大な景色など…。

こうした五感で感じる経験は机の上の勉強ではなかなかできません。また好奇心の強い幼少時代に経験することにより、一生の思い出となり探求心を育てることにもなります。ぬかるんだ落ち葉の上は滑ること、蛇や蜂などの危険生物の対応を学ぶことにより、危機回避や安全対策を学ぶこともできるでしょう。

スマホが普及し調べれば何もかも情報を得られる時代ですが、子供のうちは実際に自然体験をさせてさまざまな知識を身につけさせてあげたいものです。

1-3.帰ってくると一回り成長している!?

キャンプなどの野外活動は楽しいものですが、数日の間には悩んだりつらい体験もすることでしょう。多くの野外活動の場合グループ分けをしてさまざまな年代の子供と一緒に行動することもありますから、子供同士のトラブルもあるかもしれません。

また普段は家では食べていない苦手な食材も、キャンプ中は我慢して食べる子供も多いようです。こうした経験を積んで帰ってくるので、帰ってきたら家でも食べられる食材が増えていたり、積極的に年下の子供の面倒をみるようになったりと、キャンプの帰宅後は一回り成長して帰ってくる子供たちも多いようです。

2.勉強では得られない体験とは

shutterstock_284458760では体験型学習と言うのはキャンプなどの野外活動でしか得ることができないのでしょうか。もちろんそんなことはありません。日常の生活の中にも体験型学習というのは大いにあり、積極的に手伝いや友達と関わることにより習得できるものがたくさんあります。

2-1.社会人になって必要なのは学力より「要領の良さ」

例えば飲食店で働くと、接客、調理、後片付けなど、一人でたくさんの仕事を行わなくてはなりません。その時は「要領の良し悪し」で仕事のスピードが違ってきます。

家でよくお手伝いをし、料理や掃除の経験がある場合、飲食店での「調理、後片付け」もおおよその時間が予想できるかもしれません。どれを優先的に行い、どのように行動すれば良いか判断できることが要領の良さです。要領の良さは生まれ持った性格もありますが、多くは「経験」により身につくものです。勉強やゲームばかりしていて全く家の手伝いやアルバイト経験がない場合、社会人になってから思わぬ苦労をするかもしれません。

2‐2.料理は多くの関わりが学べる格好の授業

子供には何を経験させても良いですが、中でもおススメなのは「料理」です。

料理はかなり頭を使う行為であり、調理中は脳が活性化して認知症の予防にもなることは有名です。ただ野菜を切ってもらう、ごはんを炊いてもらうという手伝いも良いですが、どうせなら何を作るのかを考え、買い物からはじめてみましょう。

料理は「何を作るか考える」「食材の買い物」「調理」「食事」「後片付け」まで一通りの行動があります。いきなりすべて一人で行うのは難しいでしょうが、親と一緒にこれらの行動を考えながらさせることによりさまざまなことが学べます。いつも食べている食材はどこで売っていて、もとはどのような形なのか。どうしたら美味しくなり、後片付けはどのくらいの時間がかかるのか。それらは普段意識することはないが、自分で料理することにより多くのことが関わって成立していることが分かります。

2‐3.友達との遊びは、コミュニケーションの基礎に当たる

不登校と呼ばれる子供が増えている現在、さまざまな学びの方法があります。昔と違い登校を渋る子供を無理やり学校に行かせることは減ってきましたが、学校に行かなくてもフリースクールなどの学びの場所に通う子供は多くいます。

学校が嫌ならいっそのこと集団生活なんて通わなければ良い、そう考える人もいます。しかし子供の頃に同年代の子供たちと全く関わる機会がないと、大人になってからコミュニケーション能力をつけることは大変難しいことが分かっています。もちろん大人になってから人との関わりが上手になった人もいますが、幼少期の友達との関わりは人と関わる力の基礎となるのです。

学校が苦手な子も、フリースクールをはじめ習い事などの場所で友達と遊べる場所を見つけていきましょう。もちろん学校や放課後にたくさん友達と遊べる子供も、知らないうちに他人との関わり方を学んでいることになります。

3.もっとある、身近にできる体験型学習

shutterstock_210529069このようにキャンプなどの野外活動、料理をさせるといった経験は子供の地頭を良くし、勉強では得られないものを習得することができます。また身近にあるものや場所を使って、子供にいろいろな体験を促すこともできるようです。

3-1.普段は車や自転車を使う場所、あえて歩いて通ってみる

最近お子さんと一緒にゆっくり外を歩いたことはありますか?

子供の習い事や買い物に、普段は自転車や車を使う人も多いのではないでしょうか。しかしその行動は目的地に早く行くことだけを考え、子供と会話をしながら行くことはあまりないでしょう。

歩くことは運動の基礎であり、一緒に歩くことによって自然と会話も弾むでしょう。子供の普段の様子も分かりますし、ゆっくり歩くことによって普段は気づかなかった外の様子も分かります。子供は幼少期から歩いて水たまりを踏んだり虫を見つけたりたくさんの発見をします。それは小学生になっても同じであり、こんな場所に公園があった、習い事の教室を見つけたなど、普段車で通っている場所を歩くだけでも子供の知的好奇心をくすぐることになります。

3‐2.子供が好きな外遊びに、大人が付き合う

体験型学習の代表的なものに「スポーツ」があります。スポーツは子供の心身を成長させ、脳の活性化を図り勉強にも役立ちます。そのため現在はたくさんのスポーツ関係の習い事があります。

しかし習い事をさせるのは良いですが、子供が望んでいない習い事を無理やり習わせるのは疑問があります。まずは子供がどんな運動に興味があるのか、一緒に外で遊んでみましょう。うちの子は運動が苦手で…という場合も、運動をしないから外に連れて行かない、外に行かないから運動をしないという悪循環になっている場合が多いのです。

運動が苦手な子も、外に出たらブランコは好きでずっとやっていた、つまり乗り物が好きな子だと気づくことができた、そのようなケースもあります。親子にとって外に出て遊ぶことはいろいろな発見をすることができます。

3-3.たまには子供に生活を任せてみる

多くの母親は具合が悪くても頑張って家事をこなし、子供をサポートします。しかしたまには家事を休み、子供に生活の一部だけ任せてみませんか?

例えば今日はコンビニでお昼を買い、レンジで温めて食べるように指示をします。お使いに行ってお昼を選ぶことも子供にとってはドキドキですし、電子レンジでどのくらい温めて良いのか分からない子供もいるでしょう。

しかし危険な行為以外はあえて子供に任せてみるのも良いでしょう。大人がレンジの使い方を「1分ボタンを押してね」と言うより、子供が自分で考え少しずつレンジをかけていったほうが、電子レンジの使い方を詳しく理解することができます。生活に関わることは何でも先回りして大人が手を出してしまいますが、たまには「自分で考えてやってごらん」といって身の回りのことに思い切って挑戦させてみるのも良い体験型学習と言えます。

4.まとめ

shutterstock_181807646体験型学習と言うと、お金をかけて何かの習い事をさせる方法もあります。もちろんそうした方法も間違ってはいませんし、習い事によっては子供の可能性をグンと引き出すことができるでしょう。

ただ生活の中でちょっと工夫をすることにより、子供にさまざまな経験をさせることはできます。大自然で学ぶキャンプの代わりに、とりあえず一緒に公園に行ってみる。アルバイトをさせるつもりでまずは家の手伝いをやってもらうなど。

現代は何かと勉強にはうるさく指示を出してしまう親が多いです。しかし生きていくうえで生活に関わることを多く経験させることは、子供の地頭を良くし、大人になってからも役に立つことでしょう。子供が家にいる時間が多いと感じる方は、まずは一緒に外に出て小さな発見をすることから始めてみましょう。

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