社会性を身につけるため、親は子供をきちんと叱ろう

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子供を育てていく上で、必ず必要になるのが「子供を叱る」という行為です。昭和初期の時代では体罰による叱り方も多くありましたが、最近では一度叩いただけでも虐待なのではないかと疑われてしまうこともあり、子供の正しい叱り方が分からないといった声も聞かれます。

また「ほめて育てよう」といった風潮が強い中、子供をうまく叱ることができず、良いことと悪いことの判断がつかない子供も増えているように見受けられます。正しい叱り方というのは子供によっても違いがあり、頭を悩ませている親も多いようです。今日は子供の未来のためにも大人がしっかりと叱ることを考えていきましょう。

1.子供を𠮟るべき時とは

ある知り合いの男の子の親は、うちは1日100回くらい息子を叱っていると話していました。一方女の子の親は、子供を叱るのは3日に1度程度と答えていました。確かに男の子のほうはかなり活発で、毎日友達とトラブルを起こしたり部屋を散らかしたりしてお母さんの怒鳴り声が絶えません。一方女の子の方は性格が物静かで、トラブルを起こすようなことはないため、叱る必要もないように思えます。

しかし叱り方でポイントなのは、一日に何回叱るかということではありません。どういった局面のときにどのような叱り方で対応をするかが大切です

1-1.こんなときはちゃんと子供を叱ろう

ではどんな時にきちんと子供を叱る必要があるのでしょうか。長年子供たちの教育に関わってきた専門家の意見を参考にすると、以下のような場面で叱ることが重要です。

  •  生命に関わるようなことや危ないことをしたとき
  •  「大事なこと」に関するルールを破ったとき
  • 人に迷惑をかけるようなことをしたとき

命に関わる危ない行為は、乳幼児の時によくあります。急に道路に飛び出す、高い場所から身を乗り出すなど、そのような行為を見かけたらきつく注意することが必要です。ルールを破ったときは、例えば家庭でスマホの使用時間を破った、友達との約束を面倒だからと言って簡単に破るといった時に叱る時です。また他人に迷惑をかける行為は、公共の場で大騒ぎをする、病院で走り回るといった時です。

いずれもこうした場面で親がしっかりと叱らないと、子供が大人になった時社会性が身につかず、モラルが身につかない人になってしまいます

1-2.逆にこんな叱り方は要注意

多くの親が自分の子供にダメな時はダメと叱っているかと思います。しかし叱り方に注意をしないと、子供の行動ははいつまでたっても改善されません。以下が叱り方の悪い例です。

・頭ごなしに怒りつける
・人格否定をする
・子どもの考えや気持ちを全く聞かない
・その場でなく後になってグチグチと叱る

頭ごなしになって怒鳴るのは、ほとんどの親が経験しているのではないでしょうか。自分が疲れているとき、イライラしているときに子供が悪いことをすると、必要以上に叱ってしまう事もあるでしょう。親だって人間なので多少は仕方がありませんが、あまりにも頭ごなしに叱るのが続くと子供も反発するだけになります。

また叱り方のポイントとしては、相手の意見も聞くことです。「どうしてそんなことをしたのか」ということをしっかり聞き、子供の考えや気持ちを聞いて、共感できることはしてあげましょう

2.叱られないで育った子供はその後どうなるか

「ほめて育てよう」という風潮が強い中、子供を全く叱らない親も少数ですが存在します。ほめるだけで全く叱ることをされて来なかった子供の将来は一体どうなるのか、詳しく見ていきましょう。

2-1.社会性が身につかない大人になった結果

友達を叩いても親はニコニコして「ダメよーそんなことしちゃ」、公共の場で騒いでも「静かにしようねー」で親は子供を放置。信じられないようですが、少なからずそうした親は存在します。

そのように育てられた子供は、中高生になっても自分のやりたい放題の気持ちを抑えることができず、社会性がなくて友人が作れないため、孤立してしまうことが多いです。特に社会人になってからは我慢がきかなくてモラルがない大人は余計に弾かれてしまい、就職しても長続きできなかったり、引きこもりになってしまったりするケースもあります。

体罰や虐待に近いような叱り方は非常に問題がありますが、全く子供を叱らないで育てることも、それと同等くらいの問題があると言えます。

2-2.叱らない親=周りも子供を注意できない

子供をしっかりと叱らない親に遭遇しても、周りの大人がその子を叱ることができればまだ良いでしょう。

しかし子供同士が叩きあいの喧嘩している最中に、相手の親が笑いながら見ているだけだったら、片方の親はその子供を注意しにくい雰囲気になります。公共の場で騒いでいる子供がいても、その子供を親が叱らないのであれば、周囲の人間も注意することができないのです。

勇気を持って他人の子でも叱る人がいれば良いのですが、他人のカテゴリーに入らないことが礼儀とする日本ではなかなか難しいことです。このように自分の子供を叱らない親がいると周りも注意ができず、子供はどんどん社会性の身につかない大人になってしまいます

2-3.一方で叱られすぎてしまった子供はどうなるか

その一方で、常日頃叱られ過ぎている子供も心配です。学校から帰ってくるなり「宿題をしなさい!手が汚い!忘れ物をするな!喧嘩をするな!話を聞きなさい!…」と永遠に叱られているとどうなるでしょうか。

まず日常的に怒られているのが当然なので、子供にとっては「また言っている」という感覚になり、注意しても言う事を聞かなくなります。そのため親はまた𠮟りつけるの繰り返しになり、ずっと怒っている状態になります。

そしてあまりにも日常的に厳しいしつけをされた子供は、大人になっても人の顔色を窺ってばかりで、常に謝る行動をしてしまうようです。叱る行為もほどほどにしないと、子供の自己肯定感を奪うことになってしまいます。

3.正しい叱り方とは?

多くの親が自分の子供の叱り方に悩んでいるかと思います。しかし子供の性格や注意する場面によっても叱り方は違い、こうすれば絶対に正しいという叱り方はないのです。

大事なのは頭ごなしに感情で叱るのではなく、相手のことを思い愛情を持って叱ることが大切です。

3-1.ダメなことはダメ、短く的確に叱ろう

叱って良い場面というのは、「生命に危険が及ぶとき」「約束を破ったとき」「他人に迷惑をかけたとき」と紹介しました。

でもこれ以外にも家庭によっては叱らなくてはいけない場面もありますよね。帰りがやたら遅くなった、まったく勉強をしないなど、つい口うるさく叱りたいときだってあります。

そうした時は「短く、なぜダメなのか」というポイントを踏まえて叱ることが大切です。「うちの門限は6時だから破ってはいけない!帰宅時間が遅いと親は心配になるので、もう二度と7時に帰ってはいけない」といった具合です。年齢が上がると反抗もされるので話し合いも必要になりますが、子供にとって嫌なのは叱られている時間が長いことです。一番子供に要求したいことを的確に伝え、ダメなものはダメとはっきり親が宣言することで、子供も納得することが多いでしょう。

3-2.他人の子を叱るのは、自分の子供のためにもなる

自分の子供と同様に、他人の子供に対しても愛情を持って叱ることはできますか?

例えば家に遊びに来た子供の友達はしつけがなっておらず、散らかし放題、お菓子も勝手に食べ放題だったとします。

その時一番してはいけないのが、その子が帰ったあとに「あの子は本当に悪い子、二度と家に連れてこないで」と、自分の子供に友達の悪口をいう事です。子供は友達が本当に悪い子だと思い、親のように学校で友人の悪口を言いふらしてしまうでしょう。そうした行為はいじめにもつながります。

自分の子供が他人の家で同様のことをしていたら、叱ってほしいと思いますよね。他人の子供でも、自分の子供同様にしっかりと注意しましょう。ダメなことはダメという親の姿勢は自分の子供にも伝わり、あとで陰口を言うような陰湿な性格にはなりません。また注意されている友達を見て、同じことはしないよう自分の子も学ぶことができます。

4.まとめ 叱らない子育てとは、甘やかすこととは違う

本の育児コーナーに行くと、至る所で「叱らない子育て」とか「ほめて子供は成長する」といった題名を目にします。

しかしこうした本の内容の多くは、いけないことはビシッと叱り、その後きちんと子供の話を聞くとか、ほめつつも日常生活のルールはきちんと教えるなど、結局「叱ることの大切さ」を説いていることが多いのです。
 

小さな子供は虐待されても親から離れたくない、ということがあります。叱った程度で親が子供に嫌われることはまずありません。また子供は将来、親の手を離れて社会に出ていきます。親の責任としては子供には良い事と悪い事の判断をつけさせ、モラルのある大人として成長させていくことです。ダメなものはダメとはっきり叱ることは、とても愛情を持って子供を育てていると言えるでしょう。

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