子供に責任感を持たせるために、大人が取るべき行動とは

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大人になり社会に出ると、必ず必要なのが「責任感」です。しかしこの責任感、子供の頃にどう過ごすかによって身につくようにも思えます。

子供は自分で選択し、選んだものを行動させることで責任感を覚えます。しかし何でも親が手だし口だしをしてしまうと、子供の責任感を育てるチャンスをつぶしてしまうことになるかもしれません。今日は子供の責任感について一緒に考えていきましょう。あなたの何気ない行動が、お子さんの責任感を伸ばすか潰してしまうか左右しているかもしれません。

1.自立した大人になるためには責任感を持つ事が重要

shutterstock_142467781大人になると、「責任感のある人」と「責任を放棄してしまう人」に二分されます。社会的に信用されるのはもちろん責任感のある人であり、途中で責任を放棄してしまう人は誰からも信用されません。あまりにも責任を感じて生きていくのはストレスになりかねませんが、必要最低限の責任感を持つことは生きていくうえでとても重要です。

1‐1.自分で決めたことは最後までやり通す、それが責任感

小さな子供には何も責任なんてない、確かにそれは合っているようにも思えます。幼い兄弟でじゃれあっているうちに、弟を突き飛ばしてケガをさせてしまった。それは兄のせいではなく、見ていなかった親の責任です。

しかし今日考えていきたい責任感とは、大人になったときに発揮できる意思や能力に関係する責任感です。社会で活躍するにはどんな仕事でも最後までやり遂げる必要があります。それは大人になっていきなり身につくものではなく、子供のころから自分で決めたことは最後までやり通す経験が必要になります。

1‐2.習い事は責任感がつく、しかし親が「やらせている」場合は…!?

自分で決めたことは最後までやり通す。その一例として子供の場合は「習い事」があります。

例えば「ピアノを習いたい!」と子供が言い出した時、「ちゃんと練習できるの?」と親が確認し、子供がきちんと練習をするようになれば、それは責任を持って行動していることになります。

しかし現代の子供は忙しく、習い事も三つ以上かけ持ちをしている子供も少なくありません。しかもその習い事が「やらされている」場合、習い事の責任感はあまりないと言って良さそうです。自分でやりたいと言ったわけではないので、練習も積極的ではないでしょう。親が無理やり習い事をやらせてしまうのは、そのスキルが身につくかどうかも疑問ですし、責任感も感じることなくただ習わされていることになるかもしれません。

1‐3.忙しすぎる現代の子供たち

また習い事が多く忙しい子供ほど、親がスケジュール管理をしてしまいがちです。

学校から帰ってきてすぐに英会話のレッスン。帰ってきたら学校の宿題と英会話の宿題がある。そのため親は「まずお風呂に入ってから学校の宿題をしなさ」など、ついこれからやることに口を出してしまいます。親がスケジュールを組んだ方が効率良く進むこともあり、子供に考えさせる時間を与えないのです。

そのためせっかく学校の宿題をやっていたとしても、親の言う通りまずはお風呂に入ってしまう。これは宿題を中途半端にやっている、とも言えます。

自分で今何をして次は何をすべきなのか、本当は子供自身で考えさせることが大切です。あまりにも日々忙しく親の言う通りにしか子供が動いていないのであれば、子供の日々のスケジュールを余裕のあるものに変える必要がありそうです。

2.年齢に応じた役割を与えて責任感を持たせる

shutterstock_151687982では子供に責任感を持たせるにはどうすればよいのでしょうか。いきなり三歳の子供に、明日からは自分で責任を持ってご飯の支度を全部しよう、などというのは無理な話です。まずは年齢に応じてその子ができるお手伝いから始めてみましょう。

2‐1.まずは身近なお手伝いから始めてみよう

大人が責任感を発揮できる場面、その代表的なものが仕事です。会社や上司から言われた仕事を期限までにきっちりとこなし、人から信用を得る。それを繰り返すことにより社会的にも信用を得て、自分自身も成長することができるでしょう。

お手伝いは大人の仕事に似たものであり、最も簡単に責任を感じることができる作業です。例えば食事の手伝いならば、3歳の子供には食事の際にお皿を運んでもらう、小学生ならばお米を研いでもらったり、お味噌汁をつくってもらうといった手伝いも良さそうです。

手伝いの内容によっては疲れてしまい、途中でやめてしまう子供もいるかもしれません。なるべくそうならないように手伝いの前には最後までやり通すことを約束させ、できたらしっかり褒めてあげましょう。

2‐2.手伝いをすることで周りが助かる、自分は役に立っていると感じてもらう

手伝いを頼むときにはただ「手伝って」というのではなく、「あなたが手伝ってくれなければ、今日食べるごはんがない」といったように少しのプレッシャーをかけるのがポイントです。自分が手伝いをしないことにより、家族が困ってしまうのだという責任感を持ってもらいましょう。たとえうまくできなくても、手伝いをしてくれたことを褒めてあげることで子供は責任を果たした充実感を感じることができます。

また大人の仕事と子供のお手伝いでは、「お金がもらえる」かどうかの違いがあります。手伝いをたくさんしてもらったときには、たまにはご褒美をあげても良いでしょう。しかし子供にとっての最高のご褒美はとにかく「褒めてもらう」ことです。あなたが手伝ってくれたから、私はこんなに助かっている。それをしっかり伝えることにより、自分の手伝いがとても役に立っていることを感じることができます。

2-3.課題を与え、目的を達成するための時間を与えよう

しかし最近の子供たちは、親からお手伝いを頼まれることが少ないようです。それは子供たち自身が習い事などで忙しいこと、そして働く親が増えているため親自身も時間がなく、子供に何かを頼むよりかは自分でやってしまった方が早く済むため手伝いをさせないのです。

しかしそのまま手伝いをすることなく成長してしまえば、身の回りのことは他人任せになり、責任感を身につけることもできません。

たまには身近にできることの課題を子供に与え、子供を信じてやらせてみましょう。例えば買い物を頼むにしろ「きゅうりのぬか漬けを買ってきて」など、ちょっと難しい課題を与えます。ぬか漬けがどこにあるのか分からない子供は困りますが、あえて自分で店の人に聞き、どこにあるか探して買ってくることでおつかいをやり遂げた達成感を感じることができます。日々忙しい時間の中、あえて考えて行動させる時間を子供に与えることも大切です。

3.子供に責任感を持たせるための環境づくり

shutterstock_210335827自分で責任ある行動を取れるかどうかは、日々の生活の中にもヒントが隠れています。何もかも親任せで忙しいスケジュールを送っている子供は、責任感を持った行動がとれなくなってしまいます。ここでは日々の生活の中で子供が責任感を持って行動できるような環境について考えてみましょう。

3-1.ペットを飼ってみる

子供は基本動物が好きです。可愛いハムスターを見たらすぐ飼いたいというでしょうし、お祭りで金魚を取れば水槽を用意してと言い出します。ペットを飼うのは基本的に親の協力も必要で大変ですが、子供が責任を持って長い目で世話をすることができれば、生き物を飼うことの責任感を覚えることができます。

生き物を飼う行為は、子供たちが最も自己責任を感じることのできる行為です。エサをやり忘れた、飼育小屋の中を掃除するのを忘れた、そんな些細な出来事で飼っているペットはすぐに死んでしまうこともあるでしょう。しかしそうした経験こそ、自分の責任を痛感し実感することができます。

3‐2.年下の子供と一緒に過ごしてみる

兄弟がいる家庭では、どうしても上の子の方が責任感がつくと感じませんか?それは確かなようで、上の子は下の子が生まれた時点でいろいろなことを手伝い、下の子の世話を経験するため責任感が芽生えます。一方の末っ子は何かと甘えが許される環境にいるので、困ったことがあれば上の子や親に頼り、責任感はやや乏しい印象があります。

学校や保育園などでは下の子の面倒を見ることがあり、下級生を指導する機会もあります。できればそうした経験は家でも行いたいものです。近所の小さな子供と遊ばせる、親戚の赤ちゃんを預かるなどの機会を設け、自分より年下の子供と接する機会を与えてあげましょう。いつもは乱暴で言うことをきかないといったお子さんも、意外と小さな子供に対しては優しく、責任を持って接することもできるようです。

3-3.約束を守ることは責任を通すこと、親も約束を守る

最後に「責任を果たす」ということは、簡単に言えば「約束を守る」ことです

日々の生活で、親が子供に嘘をついていませんか?例えば「トランプで遊んで」と子供に頼まれたとき、「忙しいから後でね」と親は返す。後でちゃんと遊んであげれば良いのですが、そのまま面倒になり遊ばないまま終わってしまうと、親は言った言葉に嘘をついたことになります。

これは子供に宿題をしなさいと伝え、子供は「後でね」と答え、結局やらないのと一緒です。親はこうした態度に怒りますが、親が日々そうした受け答えをしていると、子供も言った言葉に責任を持てなくなってしまうのです。

言ったことには責任を持って約束を守る、そのような教えをするためにも、子供には嘘をつかないように心がけましょう。

まとめ

shutterstock_439267525「小さな子供に責任はない…」
そのような言葉を見聞きすることも多くあります。

しかし責任と「責任感」は違います。責任感を幼いころから意識して行動させることにより、1つの事をやり遂げる力を身につけ、最後まであきらめない姿勢を持てるようになるでしょう。


子供が何かをするたびに、大人はつい口を出してしまいます。しかしたとえ失敗しても自分でやり遂げた方が目的を達成できた充実感があり、自分でやり抜く責任を感じるようになります。大人も子供も忙しい現代ですが、たまには行動の一つを子供に任せ、大人はそっと見守るようにしましょう。時間が掛かってもそうした行動を経験することにより、子供は次第に自分でやり抜く責任感を覚えて成長していきます。

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