子供の睡眠時間を確保しよう!働く親の心がけとは 

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共働きの親を持つ子供が増え、それと同時に子供の就寝時間が減っていることが問題視されています。親が働くことは決して悪いことではないのですが、親に合わせて夕食の時間が遅くなり、宿題をこなすのもテレビを見るのも深夜にまでずれ込んでしまい、子供の睡眠時間が減っているのです。

では親が遅くまで働いていても、子供の睡眠時間を確保する方法というのはあるのでしょうか。今日は子供と睡眠の関係や、正しい睡眠時間を取るにはどうすれば良いのか詳しく見ていきましょう。

1.世界の子供と比べ、睡眠時間が短い日本の子供たち

shutterstock_504791254そもそも日本の子供たちは、普段からしっかりと睡眠を取れているのでしょうか。ある研究機関が世界各国での思春期前後の子の睡眠時間の調査を調べたところ、日本人15歳の子供の平均睡眠時間は7時間ちょっとなのに、オーストラリアの15歳は9時間以上も眠っていることが分かりました。そして日本の子供の睡眠時間は約25の調査国の中で、最も睡眠時間が短かったのです。遺伝的に欧米人に比べると身体が小さい日本人ですが、この子供の睡眠時間の短さが、身体の成長にも影響があると言われています。

参照「世界各国の思春期前後の睡眠時間」日本睡眠学会・サマータイム制度に関する特別委員会編 サマータイム ―健康に与える影響 ―報告書から

1-1.原因は働く母親にある!?

どうして日本人の子供は睡眠時間が短いのか?それはもともと勤勉でよく働く日本人の睡眠自体が短いこともあり、特に中学生くらいになると夜11時を過ぎた就寝時間でも「まあ仕方ないか」と寛容されることもあります。

しかし気になるのは中学生だけでなく、最近では小学生や就学前児童であっても睡眠時間が短くなっていると言われていることです。正確には就寝時間が遅くなっている子供が増えているのです。

ある調査によると、週に60時間以上働くフルタイムワーカーの母親の子供は、その半数が10時以降まで起きていることが分かっています。母親が遅い時間に帰宅し、夕食や入浴の時間が遅い時間にずれ込んだ結果、子供の就寝時間に影響が出ていることが読み取れます。
参照 ナショナルジオグラフィック日本版 研究室に行ってみた。国立精神・神経医療研究センター 睡眠学 三島和夫 第7回 “働くママ”の子の約半数が22時以降に寝るという事実

1-2.塾や受験勉強なども寝不足の要因に

正確には最適な睡眠時間には個人差があるものの、小学校高学年でもおよそ9時間の睡眠は必要とされています。朝の登校時間に合わせて起きるには7時には起きたほうが良いですから、遅くとも夜10時には就寝していた方が良いでしょう。

しかし中学受験に向けて塾通いが始まると、塾の帰宅時間が夜10時近くなってしまうこともあります。それから夜食を食べ入浴し、塾の宿題を済ませるとなると、就寝時間が11時を過ぎてしまう小学生も多くいます。親も早く寝かせたいとは思いつつ「これから勉強する」と言われると、睡眠よりも学力を優先してしまう親が多いのです。

2.子供の睡眠、どうすれば改善できる?

shutterstock_226972060このように母親の仕事の都合や塾の時間などが原因で、早く寝かせてあげたいとは思いつつ、なかなかうまく行かないこともあるでしょう。しかし子供の慢性的な睡眠不足は集中力の欠如から学力の低下を促し、イライラしていることも多いため人間関係のトラブルになることもあります。また成長ホルモンの分泌を妨げることにもなるので、身長が伸びないなどの身体的トラブルにもつながるのです。親の仕事や塾のせいで…と言う前に、まずはできることから改善していきましょう。

2-1.睡眠時間を確保するには、就寝時間を早めるのがコツ

小学生前後の年齢の子供は、大体1日におよそ10時間の睡眠時間をとることを目安としましょう。学校の始業時間を遅らせることはできませんから、朝7時に起きるのであれば夜の9時に寝ることが必要です。

またよく言われていることですが、人間は寝だめすることはできません。平日は忙しいからせめて土日に12時間寝かせてあげようといった行為は、むしろ睡眠サイクルを妨げることになります。つまり曜日に関係なく毎日就寝時間を早めることが大切なのです。せめて子供は夜10時には布団に入っているよう習慣づけ、親も一緒に朝方の生活リズムを身につけるようにしましょう。

2-2.平日の1日、例えば水曜日は早く寝るよう心がける

先ほど人間は寝だめは出来ないと言いました。例えば平日の5日間は7時間睡眠だけど、土日はたっぷり寝ているのでトータルすると週に60時間以上寝ているので大丈夫…ということにはならないのです。

しかし親の仕事の都合や、塾でどうしても平日は夜9時に眠れない子供もいると思います。そうした場合はせめて週の半ばにしっかりと睡眠をとれるように配慮してみましょう。例えば月、火、木、金曜日は11時の就寝時間になっても、週の半ばの水曜日と、週末の土日は夜9時に寝るようにします。これで1週間のうち約半分は早い就寝時間で眠れているので、睡眠不足の影響はだいぶ軽減することができます。そのためには水曜日は塾を入れない、親の残業を禁止するといった配慮が必要です。この方法は子供だけでなく、普段睡眠不足に悩んでいる大人にもおすすめできます。

参照 NHK あさイチ2017睡眠スペシャル

2-3.睡眠の大切さを説き、子供にタイムスケジュールを決めさせる

いくら親が「早く寝なさい」と伝えても、子供に寝る意思がないとなかなか難しいものです。

そこで小学生以上のお子さんには、睡眠がなぜ大切なのかをしっかり説明しましょう。睡眠不足による集中力の低下や身体への影響など、子供のうちに睡眠をしっかりとっておかないと、大人になったとき後悔することにもつながりかねません。

そして睡眠をとるためにはどうしたら良いのか、子供にも一緒になって考えてもらいスケジュールを組みましょう。「見たいテレビやゲームがあるから寝れない!」と言うのであれば、就寝時間に影響しない時間に自分でやりくりをしてもらいましょう。自分の身体の為に自分で考えて睡眠時間を決める、これは子供の自立を促すきっかけにもなります。

2-4.働く母親は、ときには育児サポートの利用を考える

残業で遅くなり、帰宅後に夕食の準備や宿題のチェックをする。夕食は夜9時からで、その後は子供とテレビを見てしまう…。このような生活スタイルでは、お子さんの正しい睡眠時間を確保するのは難しいでしょう。

このような生活スタイルが続くなら、いろいろとある育児サポートのサービスを利用してみるのもおすすめです。例えば週に一度位は夕食の宅配サービスをお願いしてみるのはどうでしょうか。自分の帰宅後には届いている夕飯で早めの食事ができます。また子供だけでも早めに夕食を取れるよう、地域の子供たちが集まる「子供食堂」を利用してみたり、ベビーシッターのようなサービスを利用して、夜間は子供の世話をお願いしてみるのも手です。多少コストはかかっても、子供の心身の成長を考え質の良い睡眠が取れるよう、他人の手を借りてみることも必要です。

2-5規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣

質の良い睡眠を取るためには、昔から「早寝、早起き、朝ごはん」に関係していると言われています。この言葉は昼ごはんと夜ご飯の時間もある程度決まっていないと、早寝、早起きをすることはできません。早めの就寝時間を心掛けるのであれば、毎日の食事の時間もなるべく一定の時間に保つようにしましょう。

また年齢を問わず、最近では夜間のスマホやテレビゲームなどの影響で目がさえてしまい、質の良い眠りが取れないと言われています。スマホやゲームの時間を制限するのはもちろん、子供には外で思い切り遊ばせることも大切です。日中日の光を浴びて運動することによりストレスが軽減され、適度な疲れを体に与え質の良い眠りを迎えることができます。

まとめ

shutterstock_148709477共働き世帯が多いアメリカでは、ベビーシッターが夕食の準備をしてくれたり、寝かしつけまでしてくれる育児サポートも多くあります。しかしここ日本では他人をあまり家に受け入れない風習もあり、そこまで家庭内に入り込むような育児サポートはまだありません。

そうした育児サポートの発展に期待する声もありますが、子供の就寝時間までに余裕を持って帰ることができない今の働き方の制度にも問題があります。そこも私たち親世代がもっと声を上げていくべき問題です。

共働き夫婦が増えたのはここ最近のことであり、子供の就寝時間を早めるにはどうすれば良いのか、対応はまだ手探りの家庭も多いでしょう。しかし子供の睡眠は心身の影響に直結する問題です。まずは週に一度でも早めに寝ることを心がけ、できることから子供の睡眠をサポートしてあげましょう。

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