今日も夜まで…「延長保育」は子供を不安にさせるのか?

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相変わらず待機児童問題は都市部を中心に深刻ですが、それでも保育園に子供を入れられた親は「これで働ける」といった安心感があるでしょう。

しかし実際に働いてみると、保育時間終了までのお迎えが難しく「延長保育」を利用する親も少なくありません。延長保育の多くは先生が個別に子供を見てくれたり、場所によっては夕飯も出たりとサービス内容は充実しています。

しかし実際に延長保育に入れられた子供たちは寂しい思いをしているかもしれません。親はその罪悪感と戦いつつ、今日も延長を利用しなくてはならないのです。今日は延長保育を利用することは子供にとってどうなのか、多くの視点から考えてみようと思います。

1.そもそも延長保育とは

一般的な保育園では子供を預かる時間を朝の8時から夕方6時頃までとしています。しかし働く親の中には6時までに迎えに行くことが難しかったり、朝もっと早い時間から子供を預かってほしい人もいたりします。そうした子供たちを時間外でもあずかってくれるのが延長保育です。しかもそのサービスは保育園だけにとどまらず、いろいろな子供を預かる施設にて拡大しています。

1-1.保育園だけでなく、幼稚園や学童にもある

近年では保育園だけでなく、幼稚園や民間の学童保育などでも延長保育が取り入れられています。

幼稚園の場合子供を預かる時間は朝9時から2時頃までが一般的ですが、パートなどで働くお母さんが増えてきたため、夕方6時頃まで子供を預かる延長保育を行う幼稚園が増えてきました。値段は1回につき500円から千円ほどが平均的です。

また民間の学童施設でも、8時頃までの延長保育を取り入れているところもあります。夜間まで子供を預かる施設の場合、夕食を提供するところも多いです。こちらは1時間につき千円ほどの追加料金がかかることも多く、長時間子供を預けるとそれなりの値段になることが多いでしょう。

1-2.延長保育は次々に拡大している

保育園の中には学童保育とも連携して、夜間小学生を預かる延長保育もあります。また朝早く出勤する親のために、朝7時頃から子供を預かる「早朝保育」といった延長保育もあります。

今や延長保育がない保育園は存在しないと言っても良いでしょう。また延長保育を行っていない園は「24時間保育」に対応していることも多く、まさに大人の働く時間に合わせて子供を預けることができます。

しかしこれだけ子供を預ける時間が伸びていることは、世界的に見るとちょっと異常にも見えます。大人にとっては便利なサービスでも、子供にとっては辛くてさみしいことにならないのでしょうか。

2.延長保育を利用する子供はかわいそうか

延長保育になった子供は、決まった時間親と一緒に帰る子供を見て「置いてきぼり」をくらった気持ちになっているかもしれません。そのため保育園では、延長保育にされた子供が寂しくないようさまざまな配慮を行っています。

それでも子供が一番大好きな人は自分の親であり、あまりにも延長保育が連日続くと寂しい気持ちになってしまうのは否めません。

2-1.子供にとってメリットもある

多くの保育園などでは、延長保育に子供が寂しい思いをしないように配慮をしています。

例えば延長保育の夕方6時以降になると、テレビが見れるといった園も多くあります。普段はなかなか保育園で見ることのできないテレビを、延長保育になるとゆっくりと見れるといった楽しみに変えているのです。

また普段はなかなか先生を独占できなくても、延長保育の時間はゆっくりと独占できることもあります。おもちゃも延長保育用のものがあって、普段は独り占めできないようなおもちゃで遊べたりするメリットもあります。

こうしたことから、たまに利用する延長保育なら子供も魅力があって残りたいということもあります。しかし延長保育が毎日続いたり、いつもお迎えが最後の1人といった立場だったりすると、どうしても寂しいという思いはぬぐえないでしょう。

2-2.連日の延長保育は嫌がることも

いくら魅力的な内容がある延長保育でも、連日続くとどうでしょうか。大人も連日連夜遊ぼうと言われても、今日は疲れているから早く家に帰りたいという気持ちになるでしょう。結局子供も同じであり、一週間続けて延長保育に入れたりすると嫌がる子がほとんどです。

大人の都合でどうしても延長保育を利用しなくてはいけないこともあります。しかしあまりにもそれが続いてしまうのはちょっと考えものです。そうした状況になった時こそ、子供との貴重な時間を大切に過ごさなくてはなりません。

2-3.子供の体調を見て延長保育は考えよう

また保育園は子供にとって遊び場と考える人も多いのですが、親がいない場所であり、子供なりに気を使って頑張っている場所でもあります。友達とのトラブルと戦い、甘えたい先生を奪い合うこともあります。楽しいけれど疲れることも多いのです。そんな保育園に長時間滞在しなくてはならないのは、やはり子供にとって負担が掛かるとも言えます。

保育園では昼寝の時間もあり、子供の様子を配慮してくれることも多いです。それでも延長保育は子供にとっては疲れるのです。延長保育を数日にわたって利用するときは、特に子供の体調に気を配ってあげましょう。

3.延長保育を利用するなら、家での子供との時間を大切にしよう

ここまでを読むと、やはり延長保育は子供にとってかわいそうな思いをさせていると感じる親も多いかもしれません。

確かに連日連夜の延長保育は子供の心身に負担が掛かります。しかしそんな子供に対してきちんと感謝し、しっかり愛情を示してあげれば、子供も納得してくれることが多いです。

3-1.罪悪感がある親こそ、子供と向き合おう

仕事の内容や立場によっては、どうしても連日の延長保育を利用しなくてはならない親もいます。お迎えに行った時に子供が泣いていたり、いつも遅いと子供から怒られたりすると、親として罪悪感を感じることもあるでしょう。

そんな時は限られた時間の中でたくさん子供と向き合ってあげましょう。帰宅後も忙しいことは続くでしょうが、せめて子供に「早くしなさい」と怒鳴ることは辞めましょう。遊んであげられなくても、一緒にお風呂に入る、一緒にご飯を食べる、一緒に寝るといったどれか一つでもできれば良いのです。そこでたくさん子供の話を聞き、子供の肌に触れスキンシップを図りましょう。たとえその時間がとても短くても、1日のうち1回でもそうした時間を持つことにより、子供は親からの愛情を感じることができます。

3-2.子供に「感謝」を伝える

両親に感謝しようといったことはよく見聞きしますが、時として子供に感謝することもとても大切です。

特に保育園の延長保育をよく利用する子供には「ありがとう」の気持ちを伝えましょう。年齢にもよりますが、延長保育に行く子供の多くは「なぜ自分の親は早く迎えに来てくれないのだろう」といった漠然とした不安や不満があります。

親は延長保育を利用する時、子供になぜお迎えが遅いのか分かりやすく伝えるべきです。「あなたが保育園に長くいてくれることで、自分は安心して働ける」「働くことでお出かけできたり買い物できたりするお金を稼ぐことができる」など、子供に延長保育を利用する理由を分かりやすく伝えましょう。その上で「嫌がらずに保育園に行ってくれることで、自分はとても助かっている。どうもありがとう」と感謝することが大切です。

親からの感謝で、子供は自分が保育園に行くことで親の役に立っていることを理解することができます。こうした気持ちを持つと延長保育の時間も「まあ仕方ないか」と子供なりに割り切ることができるようにもなります。

まとめ 延長保育を利用しなくても良い社会を作ろう

延長保育を利用する親は、「家で子供と向き合う時間をつくる」「子供に感謝する」ということが大切です。また連日の延長保育は子供の心身に負担を掛けることにもなるので、体調を見て無理をさせないことも重要でしょう。

しかし夜間10時までの延長保育があったり、24時間対応の保育園があったりする社会は、世界的に見てもここ日本だけとも言われています。確かに子供を深夜まで保育園に預けて働かなくてはならない社会はすこしおかしいと言わざるを得ません。

親は保育園の延長保育を利用してしっかりと働きつつも、この働き過ぎの社会を子供につなげないよう声をあげていく必要があります。親も子も無理をしない社会を徐々に作ることにより、将来はもっと子供にとっても生活をしやすい環境につなげることができるでしょう。

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