社会体験を将来の仕事の武器にする!「ギャップ・イヤー」を利用しよう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

キッザニアなどをはじめとした社会の仕組みを知ることができる体験型テーマパークが増えています。これらを利用することで子供は幼いうちから将来何になろうか考えることもできるでしょう。また近年では中学生のうちから職業体験といった授業も取り入れられ、より将来の目的を持ちやすいようになっています。

しかし社会人への入り口が近い高校生、大学生になるにつれ、自分は将来何になりたいか分からなくなるケースもあります。学校の授業やアルバイトだけでは社会勉強としては不足でしょう。自分が目指す職業と深く向き合うには少し時間が必要だと思います。そんな学生を応援する制度として近年「ギャップ・イヤー」が注目されています。この制度を利用することにより、社会の中で働くイメージがぐっと身近に感じられるようになります。

1.そもそもギャップ・イヤーとは

ギャップ・イヤーという言葉、初めて耳にした方もいるかもしれません。

ギャップ・イヤーとは大学の試験に合格した生徒が、高校を卒業してから一定の休学期間を取り、その後大学に入学する制度です。イギリスで発祥し、現在では欧米をはじめ日本の大学でも徐々に取り入れられるようになりました。

休学中の行動は基本的に自由ですが、海外留学やボランティア活動、長期旅行などを経て知見を広めるのが目的とされています。また大学によってはプログラムが用意され、自主的な計画に基づき海外でのボランティアなどを行うこともあります。

1-1.欧米では多く知られている制度

ギャップ・イヤーは日本ではまだまだ取り入れている大学は少ないようですが、発祥地のイギリスを中心に欧米では広く知られている制度です。近年ではオバマ前大統領の娘であるマリアさんもギャップ・イヤー制度を利用し、国内外で多くの活動をしています。

イギリスではケンブリッジ大学、アメリカでもマサチューセッツ工科大学、プリストン大学など世界でも名高いハイレベルな大学がギャップ・イヤー制度を取り入れています。それだけこの制度を利用することは学生にとって有意義であり、ギャップ・イヤーを経験した生徒ほど成績が高いことも知られています。

1-2.国内のギャップ・イヤーを取り入れている大学の一例

実はあまり知られていませんが、日本の大学トップと呼ばれる「東京大学」でもギャップ・イヤーは取り入れられています。入学直後の学生がおよそ1年間の休学をしてボランティアやインターンシップを経験する制度を導入しています。

国としても将来国際的な職業に就ける若者を増やすことを目的とした「大学教育再生加速プログラム」としてギャップ・イヤーの導入をすすめています。国はギャップ・イヤーを大学に導入することで、海外の大学との学力格差をなくし、国際的に活躍できる人材の確保を目指しています。そのためこれから日本の大学でもさらにギャップ・イヤー制度を取り入れる大学は増えると予想されています。

2.ギャップ・イヤーで得られることとは

世界でもハイレベルな大学が次々と導入しているギャップ・イヤー制度、しかしそれを経験することで何を得られるのでしょうか。海外で長期間旅行をするだけなら、社会人になってもできるのではないか?そんな意見もあるそうです。しかしギャップ・イヤー制度を有意義に使うことは、学生にとって想像以上にメリットがあります。

2-1.大学で勉強をする目的が分かる

現在の日本における大学進学率はおよそ5割、しかし入学した学生の中には「なんとなく大学に入った」という人も少なくありません。大学生活もただ流されるだけで送っており、将来の夢や目標を持たない学生もいます。

ギャップ・イヤーは国内外で多くの経験をすることにより、将来の夢や今後の目標を持つきっかけにもなります。ある学生は制度を利用したのがきっかけで、「今後はアジアに出て働いてみたい。そのため英語ではなく中国語を学びたい」といった具体的な目標を持つこともできました。ギャップ・イヤーにより、自分が今後行うべき行動や目標を見つけることもできるのです。

2-2.自立心が身につき、成長する

ギャップ・イヤーでは自分の家族や友人、先生などと離れて1人でボランティアに参加したり海外へ出向いたりすることもあります。まだ学生のうちは親元から出たこともなく、自分で自分自身のことを行う機会も少ないでしょう。

ギャップ・イヤーでは普段の生活では考えられないような非日常的生活を経験することもあります。この制度を利用することにより、普段からいかに自分は周りに助けられているのか知るきっかけにもなるでしょう。自分自身と向き合う期間でもあるので、ギャップ・イヤーを経験した学生は一回り成長することが多いのです。

2-3.物事の観点を広めることができる

いくら日本国内でさまざまなことを経験したとしても、世界から見ると日本は小さな国です。

長期間海外で生活することは、自分の考えを根底から見直すきっかけにもなります。例えば日本では許されていた他人に同調するといった姿勢も、海外に行けば「なぜ自分の意見を言わないのだ!」と怒られることもあります。世の中に出ると「こうした考えもあるのだ」と驚かされ、普段抱えていた自分の悩みも小さく思えるようになるでしょう

2-4.人生において自由に行動できる期間

またギャップ・イヤーを利用する多くの学生は18歳~20歳程度の年代です。

この頃は持病がある、体力がないといったこととは無縁の年齢でしょう。海外へ行くにせよ親や大学からの援助金で行けることが多く、自分がローンを抱えるといった心配もありません。ギャップ・イヤーはおよそ半年から1年間自由に過ごすことができ、自分が考えた自由な行動を取ることができます。

このような期間は人生において滅多にありません。制度がある大学に入学するならば、利用しない方がもったいないと言えます。

3.ギャップイヤーで将来の夢を持とう

このようにギャップ・イヤーを利用すると多くの学生は知見が広がり、将来自分が何になりたいのか、どのような生活を送りたいのかといったビジョンが明確になります。ただ漠然と学生生活を送るより、約一年の海外経験などを送った方が将来に対する考え方や勉強に対する姿勢が変わることが多いのです。

3-1.良い面もイヤな面も知ることができる

小さな子供の将来なりたい職業ランキングには「お花屋さん」「ケーキ屋さん」が必ず入ると言います。これは子供なのでその仕事の良い面しか分からず、「キレイなお花に囲まれる」「大好きなケーキが毎日食べられる」といったことからランクインされると考えられます。

ギャップ・イヤーでは多くの経験から、その地域や職業に対して良い面も悪い面も知ることができます。ある学生は漠然と好きなニューヨークで働きたいと思っていたが、ギャップイヤーを通じてニューヨークの物価やチップが異常に高いことを知り、他の都市で働くことを目指したという例もあります。何事も経験とよく言いますが、ギャップ・イヤーはまさに未知の領域を経験させてくれる貴重な制度と言えるでしょう。

3-2.ギャップ・イヤーを成功させるコツとは?

学生にとってメリットの多いギャップイヤーですが、制度の利用次第ではあまり意味がないこともあります。せっかくの休学中、ずっと国内でバイトに明け暮れていたり、海外に行っても遊びほうけていたり。このような状況ではただ遊んで暮らす経験をしたことにもなります。

そこでギャップイヤーを成功させるコツとしては

  1. 情報収集をする
  2. 計画を立て、目標を作る
  3. 実行する
  4. 自己評価をする
  5. 自分のギャップイヤーの体験を振り返る

といった流れが大切です。自主性が重んじられるギャップ・イヤーですが、何の計画性もなく飛び出してしまうとただの観光旅行になりかねません。自分の将来に向けた情報収集ということを忘れずに、大学やワーキングホリデーの協会などに相談すると良いでしょう。

まとめ

ギャップイヤーは、「かわいい子には旅をさせよ」ということわざの具体例かもしれません。まだ年齢も若く、海外へ行ったことのないような若い学生に多くの体験をさせるのですから、楽しいことばかりではないでしょう。

しかし日本では学校の卒業式が終わった2週間後には大学の授業が始まり、この先の目的がぼんやりとしたままでなかなか勉強に身が入らない学生も多いです。何の目標も持たずただダラダラと一日を過ごす日々を送るのなら、思い切ってギャップ・イヤーを利用して世界に飛び出してみましょう。その経験はきっと将来の社会生活にも大きな影響をもたらしてくれるでしょう。

 

武学塾では新年度の生徒を募集中です

お子様には成長のための時間を、
お母様にはご自分のための時間を。

家族が二度幸せになれるアフタースクール、武学塾。

平日の毎日、学校下校から夜まで学童保育でお預かりの時間中に国語・算数・体操・カラテ・英語を教える教室です。
それぞれ一流の講師がついてお子様の教育をいたします。
いままで保護者様が習い事の送迎に費やしていた時間をもっと有意義にお使いください。


今すぐ無料体験/説明会に申し込む

PAGE TOP