体操の苦手な小学生が増加!体力の低下は学力に比例する!?

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運動や体操が苦手な小学生が増えている

現代の子供は昔の子供に比べると運動能力や体力の低下が指摘されています。それは少子化が原因ではなく、子供一人一人の体力が落ちているのが現状のようです。体格は恵まれている子供たちに、一体なぜそのようなことが起きているのでしょうか。

昔の小学生に比べるとその差は歴然

今の子供たちは昭和の時代の子供たちに比べると、体力の低下が著しいと言われています。まずはこのグラフをご覧ください。

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ベネッセ教育総合研究所より、出典「文部科学省」(http://berd.benesse.jp/berd/data/dataclip/clip0008/index.html

こちらは短距離の速さやボールを投げる力を比べたグラフですが、昔の子供と比べるとその能力が大変落ちています。特に50メートル走の女子に至っては右肩下がりに落ちているのが分かります。さまざまな調査によると、この競技以外でも、持久力、握力、背筋力、跳躍などの体力測定でも現代の子供の体力は落ちている調査結果が出ています。

しかしその一方、身長や体重などは昔の子供に比べると伸びていることも分かっています。

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ベネッセ教育総合研究所より、出典「文部科学省」(http://berd.benesse.jp/berd/data/dataclip/clip0004/index.html

体格は大きくなり、特に中学生の男子は、昭和20年代の世代よりも20.0cmも大きくなっています。にもかかわらず体力の低下は著しいのはなぜでしょうか。食料が豊富になっている現代、運動能力の低下の原因は子どもたちの生活習慣の変化だと言われています。

なぜ運動や体操が苦手な小学生が増えているのか

昭和の時代の子供たちに比べると、運動能力の低下が著しい今の子供たち。大人になるとさらに体を動かす機会は減り、さらなる運動不足や体力低下の懸念があります。

ではなぜ運動能力が落ちてしまったのか、その大まかな原因を挙げてみました。

・マンションなど高層階に住む子供が増え、すぐに外に出て遊ぶ機会が減っている。

・生活が便利になるにつれ、大人も歩いたり走ったりする機会が減り、結果的に子供も歩かなくなり、基礎的な体力がない。

・スマホやゲームなどの普及により、外で遊ぶことより室内遊びが増えている。

・そもそも外で遊べる場所が減っており、一緒に遊べる仲間も減少している。

その他にも教員が多忙なため適切な体操指導や運動について学ぶ機会が減っている、睡眠時間が短いなどの要因もあるようです。

ただ注目すべきは、子供の体力というのは体操やスポーツクラブで賄うものではなく、本来のは外遊びによって培われていくものでした。しかし近年では外で遊ぶ場所も少なくなり、結果外で遊ぶ子供が減り、仲間がいない。家で遊ぶことが増え外遊びで体力をつけることが難しくなった、それが子供の体力低下の大きな原因とも言われています。

・集団であそぶ小学生が減っている

最近の子供たちが遊ぶ場所というと自分の家(70.0%)や友達の家(65.5%)と、室内遊びが圧倒的に多いのが現状です(「子どもの遊び実態調査」福岡県より)

しかしそうはいっても、外で元気に遊ぶ子供たちもたまには見かけます。ではその遊ぶ内容に注目してみましょう。子供たちは今どのような遊びを中心に行っているのでしょうか。

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ベネッセ教育総合研究所より、出典「子どもの遊び実態調査」福岡県(http://berd.benesse.jp/berd/data/dataclip/clip0008/index.html

このグラフを見るとサッカーやドッチボールなど、球技が全体の45パーセントを占めました。次いでブランコや滑り台などの固定遊具が約30パーセントを占めています。

一見元気に遊んでいて何も問題はなさそうに見えます。しかし45パーセントを占めた球技では「男子」が圧倒的に多いのです。球技を行う女子が少ない結果、冒頭でのボール投げの投球飛距離が女子の結果が悪いことにも納得がいきます。また基本的に家遊びが多い子供が多いので、球技を行う児童も全体から見ると少ないと言えます。

では男女に関わらず子供が集団で遊べる「おにごっこ」や「かくれんぼ」などの集団遊びはどうでしょうか。グラフを見るとそれはわずか4.6パーセントしかありません。このような集団遊びは基本走り回ることが多く、基礎的体力をつけるには相応しい遊びでした。しかしそれを行う子供が減っているのです。

また普段何人で遊ぶかという質問に対しては「2人」がもっとも多く、次いで「1人」、「3人」といった順番になっています。このことからも集団で遊ぶ機会が減っているのが分かります。

しかも少人数で遊べる外遊びでは短時間しか間が持たず、結局公園に行ってもすぐに家に戻り、少人数で楽しめるゲームに没頭する小学生が多いという結果につながります。こうしたことが子供の体力低下につながると言われています。

体操する機会がない、体力の低下は学力に影響するか

体力の低下は何も身体の問題ばかりではありません。実は積極的に運動をする子供のほうが学力が高いとも言われています。どういうことなのか、グラフを見比べてその原因について考えてみました。

体力と学力との関係

こちらは全国の小中学校の学力テストと、体力調査のグラフを並べて比較したものです。

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SUKU SUKU TRAININGより(http://www.suku-training.jp/column/tairyoku_chousa.html

このグラフを比較すると、上位にある秋田県や福井県では体力調査でも好成績、そして全国学力調査でも好成績を残しています
これらの結果を単純に考えると、学力と運動能力は比例関係にあるということが分かります。

なぜ運動能力が高い子供は学力も高いのか

こちらは学力別に見た子供の運動比率のグラフです。

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ベネッセ教育総合研究所より(http://berd.benesse.jp/berd/center/open/report/kyoikuhi/webreport/report01_02.html#zu1_1

このグラフを見ても分かるように、小学生でも中学生でも、成績が高い子供ほど積極的にスポーツに取り組んでおり、体力ある子供こそ比例して成績が高いと言うことができます。

その理由に関していくつかの仮設があるのでご紹介しましょう。

・日常的にスポーツや体を動かすことによって規則正しい生活習慣が身に付き、睡眠時間をしっかり確保できる。そのため授業中も集中して勉強に取り組むことができる。

・スポーツを日常に取り入れている子供は朝食を取る割合が多い。そのため脳が活性化し勉強に集中できる。

・体を動かすことと勉強すること、オンとオフの切り替えができるため、スポーツを取り入れている子供は短時間でも勉強に集中できる、運動が脳を活性化する。

昔は運動が苦手な子供は勉強が得意、といった風潮がありました。しかしオリンピック選手でも成績優秀な人はたくさんいます。運動をすれば成績が優秀になるといった単純な話ではありませんが、運動と学力の関係はやはり関係していると考えて良いでしょう。

裕福層の小学生は体操や運動をする機会が多い!?

では気になるデータをご紹介しましょう。裕福層の子供は学力が高いといった話を聞いたことはありませんか?

確かに年収の高い家庭ほど学力にお金を掛けられる傾向があるので、それはおおむね事実のようです。

では先ほど述べたようにスポーツをする子供ほど学力が高いのならば、裕福層の子供はスポーツをしている傾向が多いのか、調べてみました。

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PRESIDENT Onlineより(http://president.jp/articles/-/17395?page=3

結果は年収に比例してスポーツを行っている子供が多い結果となりました。学力を意識してスポーツをやらせている親は少ないかもしれませんが、やはり年収の高い家庭ほど子供に運動をさせる機会が多かったのです。

つまり保護者の所得格差は、子どもの学力だけではなく、運動やスポーツの格差にも関係していると言えそうです。学力格差はよく言われる問題ですが、運動に関しても格差が生じてしまうのは今後考えるべき問題と言えそうです。

体操をする機会を小学生に与えよう

運動をする機会がないと、基礎体力がつかないだけでなく、学力低下につながる懸念もでてきました。ではどうやって子供に積極的に体操や運動をさせれば良いのでしょうか。

無理やり体操教室やプールに通わせるのは良くない?

このグラフは親が子供に「習わせたい」と思う習い事をまとめたものです。

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NTT コム リサーチより(http://research.nttcoms.com/database/data/000390/

特にないと答えたが多かったのですが、英語や学習塾に次いで「水泳」や「武道」と答えた親が多いのが分かります。親としては積極的に運動をさせたいと考えているのが分かりますね。

しかし特にプールなどの場合、このような意見も多いのではないでしょうか。

泣き叫ぶ子供を無理やりプールに通わせて、子供の体力はつくかもしれませんが、その後一生嫌な思い出として残ることになっても良いのか、本当に子供のために習わせているのか難しいところです。

いくら運動が大切だからといっても、子供が嫌いなものを無理やり習わせたら学力にも悪影響が出るかもしれません。どうせ習い事をするのなら、子供が好んで行う運動を選択してあげたいものです。

・学童保育のついでに体操を経験させるのもアリ

子供がスポーツの習い事を拒む理由の中に、「なぜ自分だけがやらなくてはいけないのか」といった事があります。

先ほどのプールの例を見ても、放課後帰って遊んでいる子供がいるのに自分だけわざわざプールに行くのは嫌だ、そういった気持ちもあるでしょう。

そこでおススメなのが学童保育でついでに体操や運動をさせてもらうというケースです。

最近話題となっているのが民間の学童保育です。これは様々な習い事が併設されていることが多く、スタッフの多くが外国人で通うだけで英会話を学べる学童や、スポーツクラブと併設されている学童の場合、そこで行われている体操教室やプール、武道などを学ぶことができます。

学校の授業の中に体育があったとき、なぜ自分だけやらなくてはいけないのか、という考えを持つ子供はいないでしょう。そういった点でも放課後を集団生活で送る学童保育なら、併設されている体操教室に抵抗なく通える子供が多いのです。

自治体の学童に比べ値段が高いデメリットはありますが、毎週子供を習い事に通わせることを考えると、送迎バスがあったり、放課後こどもを安全に預かってくれたりと、トータル的に考えると学童保育のほうが便利かもしれません。

全国の習い事が併設されている学童保育を調べるならこちらからどうぞ

学童保育なら学童ナビ(http://www.gakudonavi.com/index.php?%E6%B0%91%E9%96%93%E5%AD%A6%E7%AB%A5%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%81%99

まとめ

運動は子供にとって大切なものであり、日々行うことで体力が培われたり、学力にも影響したりすることが分かりました。

しかしその一方スマホやゲーム、移動するにも車や電動自転車など、生活が便利になるにつれ運動する機会を大人が奪っているとも言えます。

またそのような社会では子供に運動をさせるにしろ、習い事に頼る傾向が増えてきました。そのため高所得者のほうが子供に運動をさせているといった由々しき問題もあります。

しかし子供の体力を向上させるには何も習い事だけではありません。たまには一緒に公園へ歩いて出かける、一緒にスポーツを楽しむ、子供同士大勢で集団遊びを経験させるなど、ちょっとした工夫で子供は体を動かすことができるのです。

普段仕事が忙しい保護者でも、習い事が併用された学童を利用したり、休日には一緒に外で遊んだり、子供が運動を日常に取り入れられるように、日々の生活を少し見直してみてはいかがでしょうか。運動を積極的に取り入れることで子供の体力がつき、結果的に学力もアップすることができたらうれしいですね。

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