子供の運動神経が悪いのは、本当に遺伝だけで決まるのか?

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運動会のリレーの選手に選ばれる子供は、その親も子供の頃足が速いことが多いようです。「うちの子は私が運動神経が悪いから、どうせリレーの選手にはなれない」とあきらめてしまう話も見聞きします。

しかし運動神経って本当に遺伝するのでしょうか?親の運動が悪い場合、子供も必ず運動神経が悪いということになるのでしょうか。それが絶対的事実であれば、もはや運動音痴の親の子供には、運動はさせなくても良いといった極論になってしまいます。今日は子供の運動神経は生まれつき決まっているのか、またどうすれば運動が好きな子供になるのかじっくり考えていきましょう。

1.子供の運動神経は100%遺伝なのか?

突然ですが「運動神経」って、何だと思いますか?一般的には運動ができる能力をイメージする方が多いと思いますが、運動神経とは脳から身体に動けと指令して動く行動のことであり、体内に運動神経という神経経路はありません。そのため運動神経の良し悪しは遺伝による影響はありません

運動が得意か苦手かを判断するには「運動能力」という言葉が適切です。運動能力は身長や体重、生まれ持った筋力などによって影響のある行動で、運動に向いている骨格を持った人ほど運動能力に長けていることが分かっています。

1-1.全く無関係ではないが、環境によって変えることはできる

運動神経は遺伝がないと分かりましたが、運動能力は遺伝的な要素もあるので、親の影響が多少あります。運動能力は身長、体重、筋肉量が多いほど有利になります。バレーボール選手の子供が大人になった時にまたバレーの選手になりやすいのは、運動ができるからというより、親の遺伝によってスポーツマンとしての体格に恵まれているからです。

つまり体の骨格などでは親の影響を受けやすいが、スポーツ能力として見たときには親の遺伝の影響はさほどありません。また世間でよく言われている運動神経と親の遺伝的要素を科学的に分析したところ、その影響はたったの10%という調査結果もあります。親が運動が苦手だからと言って、子供に運動をさせないのは非常にもったいないことです。

1-2.親が運動できない=子供もできないはウソ

一般的に運動が得意な人とは、身体を動かす神経能力である「運動神経」と、生まれつき持った筋肉量などが影響する「運動能力」を兼ね備えている人です。背が高く筋肉質な人こそ、スポーツ部で大活躍することも多いでしょう。

では親の背が低く、スポーツも苦手な場合はどうでしょうか。子供は必然的に骨格に恵まれず、運動も苦手になってしまうかというと、そんなことはありません。

体形と言うのは日々の生活によりだいぶ影響を受けます。しっかりとした食事、睡眠、運動をすることで身長や体重を増やし、筋肉量も身につけることができます。むしろ積極的に運動をさせないと、運動能力というのはどんどん落ちていきます。親がスポーツマンではないと自覚している人こそ、子供には積極的に運動を取り入れましょう。

また運動神経は使えば使うほど動きも俊敏になり、脳からの指令が素早く的確になります。親が運動が苦手なので子供も運動ができないというのは、大人の勝手な決めつけです。子供にはたくさんの運動をさせ、多くのスポーツの機会を与えてあげるようにしましょう。

2.親は運動が苦手でも、子供を運動好きにはできる

子供の親は運動が苦手。そのため一緒に外遊びをしない。すると子供の運動能力はどんどん落ちていき、結果的にカエルの子はカエルといったことになってしまう…。運動神経の遺伝説が伝わるようになったのは、こうした悪循環からです。

オリンピック選手にするといった壮大な夢は、子供が育つ環境をかなり整えなくてはいけません。しかしまずは、子供が運動好きになるよう親が変わる努力をしましょう。

2-1.大人が子供の頃のトラウマを乗り越えよう

子供の習い事を親が選ぶとき、「自分は子供時代泳げなくて苦労したから、子供は泳げるようにスイミングに入れよう」ということを見聞きします。

そうした子供はたいてい水を怖がり、泣いてしまってなかなか泳ぎを覚えることができません。スイミングを嫌がり、親が無理やりプールまで連れてくるケースもよくあります。

そうした子はもともと水が怖いといったこともありますが、親子で一緒にプールを楽しんだ経験が少ないため、水が怖いということもあります。日頃からプールに親子で慣れ親しみ、親が水中は楽しい場所と体で教えていれば恐怖心は少ないのです。

親は自分が子供の頃苦労したから、子供は同じ苦労をさせないようにと良かれと思って習い事をさせます。しかしその前に自分も一緒になって、小さなころの苦手な運動を積極的に行ったほうが良いでしょう。親が嫌いなスポーツを子供に押し付けるのは、運動神経を伸ばすどころがますます運動嫌いにさせてしまうリスクもあります

2-2.時には長い目で見てあげることも大切

子供の運動神経が悪いと考える場合、大人はより積極的に運動させる機会を与えなくてはなりません。

ここでよくあるのが「スポーツの押し付け」です。本人がやりたいと言っていないのに、水泳、サッカー、野球や柔道など、ありとあらゆるスポーツの習い事をやらせようと親が必死になるケースです。たくさんの習い事のうち1つでも気に入ったものがあればしめたものですが、結局どれもやりたがらないことも多いです。

結局うちは運動神経が悪いから何をやらせてもダメだった…。絶望的になり、運動はもうやらなくて良いと考えてしまう親もいます。

しかしそうした子供の中には、中学生などある程度大きくなってから急に「テニスがしたい」と言い出すこともあります。小学校では苦手な運動を無理やりやらされていたのが苦痛だったが、大きくなってから仲間と一緒に体を動かす楽しさを知るケースもあるのです。

小学校のうちは取り組めるスポーツがなくても、いろいろなスポーツを経験したことにより中高生になって運動に目覚める子もたくさんいます。運動が苦手だからやらなくて良いのではなく、将来何かに目を向けるきっかけにもなるので、やはり子供のうちからたくさん体を動かす経験をさせてあげましょう。

3.子供を運動好きにするには、大人が一緒に動くことが大切

先ほど述べたように、子供には小さいうちからたくさん体を動かす経験をさせた方が良いです。しかしこれは「スポーツの習い事をたくさんさせる」ということではありません。運動神経を良くさせたいのであれば、まずは親子で運動を楽しむ必要があります。

3-1.上手いヘタは関係ない、一緒に体を動かそう

たくさんのスポーツの習い事を経験させても、結局は子供がイマイチ乗り気ではないこともあります。その原因の1つが、親は「やりなさい」と言うだけで一緒にやらないケースです

サッカーや野球といった集団スポーツは特にコーチにお任せで、親は見ているだけの場合も多いでしょう。それは「勉強しなさい」と一緒で、子供にとってはやらされているという印象があるのです

自分は全く野球が未経験であっても、子供に積極的に野球をしてほしいのなら一緒に体を動かすことが大切です。本格的な野球指導は無理でも、キャッチボールやランニング程度なら楽しめるでしょう。子供にとっては親の上手いヘタは関係なく、一緒に楽しんでくれることが何より嬉しいものです。

3-2.大人が運動することで得るメリット

運動神経が悪い子供ために、一緒に大人も体を動かしてスポーツをする機会を与えてあげる。これは子供にとって大変良いことですが、大人にとっても子供との運動はさまざまなメリットがあります

  • 親子で運動することによりコミュニケーションが深まる
  • 普段の運動不足を解消し、健康的になる
  • 地域社会とコミュニティーが取れる

特に野球やサッカーといった集団スポーツに親が積極的に関わることにより、親もチームに属している親子と積極的にコミュニケーションを図ることができます。子供の交友関係も分かり、親同士の情報交換もできるでしょう。特に普段仕事で忙しい父親は、スポーツを介し多くの人と交流を持つことで積極的に子育てに参加することもできます。

まとめ さあ一緒に体を動かそう

親の運動神経の悪いところが、すべて子供に引き継がれるということはありません。体形や身長といった運動能力の影響は多少ありますが、もっとも懸念すべきは親が運動をしないから、子供にも運動をさせる機会を与えないということです。こうした要因により子供の運動神経に悪影響を与えてしまいます。

何も急に明日からサッカーや野球を始める必要はありません。まずは基礎体力をつけるという「歩く」ことから親子で一緒に始めても良いでしょう。外で一緒に歩くことにより体を動かす楽しさを知り、外に出る行動が楽しいということを知ってもらうだけでも良いのです。

体を動かすことが好きになった子供は運動神経を良くするだけではなく、スポーツを介して仲間と協力することや責任感を持つなど、さまざまなことを学ぶことができます。それは今後の生活に大きな潤いを与え、人生を豊かにしてくれることにもつながるでしょう。

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