将来の学力差がある!?保育園と幼稚園の違い

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「幼稚園はある程度の教育をしてくれるが、保育園では子供を預かってくれるだけなのでかわいそう」、そんな話を聞くことがあります。この話を単純に考えると「幼稚園の子供の方が学力がつき、保育園の子供は学力がない」ということになります。それは本当なのでしょうか。

しかし共働き世帯が増え、保育園を希望する親が増えている現在、保育園に入る子供は学力がつかないという話はにわかに信じられません。ただ保育園や幼稚園の違いというより、園の教育方針によって多少子供が受ける影響というのは違ってくるようです。今日は保育園と幼稚園では学力に差が出るのか、どんな園を選べば良いのかなどをまとめてみました。

1.保育園はかわいそう、は本当か

共働き世帯が増えている現在、特に都市部では保育園に入園できたら嬉しいという話を聞きます。待機児童の影響もあり、保育園に入れること自体が大変なことになっているからです。

しかしちょっと前までは、保育園よりも幼稚園の方が子供にとっては良い、という意見もありました。幼稚園はひらがなや算数の勉強をしてくれるが、保育園はただ遊ばせているだけで勉強を一切教えてくれない、という意見からです。果たしてこれは本当でしょうか。

1-1.保育園だから勉強はしない!?

保育園はただひたすら子供を園庭で遊ばせ、昼寝をし、ごはんを食べたらまた遊ぶ…。実はこのような保育園は昔に比べてだいぶ少なくなっています。今の保育園の多くは「幼保一元化」の動きも出始め、幼稚園と同じようなカリキュラムを組む保育園もたくさんあります

例えば3歳までは遊びを中心にしているが、4歳を過ぎたらひらがなを書く時間も与える。5歳児には数字の計算や英語のプログラムを組んでいる保育園もあり、その教育内容は保育園によってもさまざまです。保育園=遊んでばかり、というのはだいぶ昔の話です。今では多くの保育園が就学時前にある程度の教育を行っています。

1-2.学校では、保育園出身のほうがしっかりしているという意見も

知り合いの学校の先生は、「保育園でも幼稚園でも、子供に学力やはっきりとした性格の差はない」と答えています。

ただ友達とトラブルを起こした時にはっきりと自分の意見が言える、自分の身支度がしっかりとできる子は、どちらかと言うと保育園出身の子供の方が多い印象があるとも言っています。これは幼稚園よりも保育園のほうが長い時間集団生活を過ごしており、友達とのトラブルや下の子の面倒を見る機会が多いため、自分の意見をはっきりと答える機会が多いことが挙げられます。また普段から親に頼らずに自分の事は自分でするように保育園でも教えられるため、学校に入っても身支度などが早くできるということもあるようです。すべての保育園の子供が当てはまるわけではないですが、幼稚園の子供よりも全体的に強くしっかりした印象があります。

2.幼稚園だからといって学力がつくわけではない

多くの幼稚園では、昔からひらがなの読み書き、簡単な計算などを保育時間に取り入れています。しかしこれは子供の学力を伸ばすためというより、日常生活に支障が出ないよう、小さなうちから教育をサポートすることを目的としています。

もちろんお受験幼稚園と呼ばれるような特殊な園では、将来の大学進学を目指すための学力アップを図っているところもあります。しかしそのような幼稚園はごく一部であり、多くの幼稚園が行っているカリキュラムで、子供の学力が劇的に上がるということはまずありません。

2-1.入る幼稚園によって教育方針はさまざま

それぞれの幼稚園には教育方針があります。「のびのびと育つように」「友達と仲良くできるように」など、その教育方針は園によって違います。

しかし「国語の学力がつくように」といった、直接学力に結びつくような目標を挙げている幼稚園はまずありません。英語教育に力を入れている幼稚園もありますが、それで将来高いTOEICスコアが確実に取れるという保証はどこにもないのです

幼児のうちから学力を伸ばしたいというのであれば、幼稚園の選び方というより家庭での学習を行う必要があるでしょう。教育方針というのはもちろん保育園にもあり、自分の子供がどのような雰囲気の園に入れたいか迷ったときの参考にもなります。

2-2.椅子にしっかりと座っていられるのは幼稚園児?

小学校の話によると1年生の新学期が始まった頃は、若干幼稚園出身者のほうが落ち着いて椅子に座っていられるという話もあります。

これは保育園よりも机と椅子に座って何かをする時間が長く、小学校における約50分の授業にも慣れている子が多いという要因があるようです。もちろん保育園出身の子も最初は戸惑うこともあるようですが、小学校生活に慣れるにつれ落ち着いて授業を受けられるようになることが一般的です。幼稚園児の方が勉強ができる、といったイメージは、入学当初の落ち着いた状況から勝手に推測されていることもあるかもしれません。

3.保育園と幼稚園の学力の差

結論から言うと、保育園でも幼稚園でも、どちら出身だからと言って将来の学力の差が出ることはありません。

一般的に勉強ができるという子は「地頭が良い」とか、「家庭での生活の違い」といったことが要因となります。しかも今は都市部を中心に深刻な保育園不足となっています。そこで幼稚園が保育園の機能を持った「認定こども園」として生まれ変わるなど、幼保一体化が進み保育内容に大きな差はなくなってきています。

3-1.そもそも幼児が学ぶべきことは何か

大人が子供の学力として求めるのは、偏差値とかテストの点が良いとか、目に見える評価に頼りがちです。

しかし未就学児における6歳以下の子供に、偏差値評価を上げるための学習は本当に必要なのでしょうか。子供が幼児期とよばれるこの年代は、机にかじりついて勉強するよりもさまざまな経験を積ませる方がよほど勉強になります。散歩をたくさんして足腰を鍛える、自然に触れて世の中のことを学ぶ、多くの人と触れ合い社会性を学ぶ、など。こうした経験をたくさん積ませる園ほど、子供の将来のためを考えていると言えるのではないでしょうか。

小学校入学時に読み書きができる、計算ができるというのは素晴らしいことですが、できないからと言って一生勉強が苦手ということはありません。多少の学力差があったとしても、本人の努力次第であっという間にその差はなくなります。保育園や幼稚園といったことが原因ではなく、子供の学力は生活していく環境や周りにいる親の対応次第で変わっていきます。

3-2.学力の差は所得格差という問題

最近子供の学力についての調査結果が話題となっています。それは「所得の多い親の子供ほど学力が高い」ということです。

一昔前は専業主婦が多い幼稚園の世帯の方が、若干収入が多いイメージがありました。しかし共働き世帯が増えている現在、子供が保育園に通っているほうが両親が働いていることで世帯収入が豊かな家庭が増えています。

ただ保育園に通うシングルマザーなどの家庭は世帯収入が低く、義務教育以外で子供に教育を与える機会が少ないと言われています。所得の多い家庭は子供に塾や家庭教師をつけ、たくさんの教育費を掛けられることから子供の学力が伸びています。ただ努力してお金を稼いだ分子供に投資しているわけですから、何も悪いことではありません。

しかし子供は生まれた環境を選ぶことができません。親の収入によって子供の学力が違うという現状は社会全体で受け止める必要があり、多くの大人が考えるべき問題でしょう。

まとめ たくさんの経験をさせてくれる園を選ぼう

保育園でも幼稚園でも、子供の学力の差というのはまずありません。それでも保育園を選んだ人の中には、少なからず「かわいそう」といった意見を見聞きすることもあるようです。

自分の仕事が忙しく、仕方なく保育園を選んだ親御さんも、保育園だからと言って子供にかわいそうなことをしているなど思わない方が良いでしょう。幼稚園よりも子供と接する時間は少ないかもしれませんが、できる限り子供と向き合う時間を作って接してあげれば良いのです。

子供の学力は入った園の影響よりも、周りにいる大人の影響が大きいです。家庭で一生懸命勉強をするという方法もありますが、一緒になってたくさん遊ぶ、運動をする、多くのことを経験させてあげることが子供にとっては何よりも勉強になります。まずは自分の子供に合った園を選び、たくさんの友達や先生と多くの経験を積ませることが成長の糧となります。

武学塾では新年度の生徒を募集中です

お子様には成長のための時間を、
お母様にはご自分のための時間を。

家族が二度幸せになれるアフタースクール、武学塾。

平日の毎日、学校下校から夜まで学童保育でお預かりの時間中に国語・算数・体操・カラテ・英語を教える教室です。
それぞれ一流の講師がついてお子様の教育をいたします。
いままで保護者様が習い事の送迎に費やしていた時間をもっと有意義にお使いください。


今すぐ無料体験/説明会に申し込む

PAGE TOP