あなたは大丈夫?子供への過保護と過干渉のリスク

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過保護、過干渉の親が増えています。そう聞くと「うちは厳しくしてるから大丈夫」そう思う人もいるかもしれません。

しかし過保護や過干渉は子供に甘いだけのことを言うのではありません。習い事、進学先、宿題の指示、すべて親が先に口出しをすることも過保護や過干渉です。そう聞くとうちは本当に大丈夫と言えるでしょうか。

過保護や過干渉が増えている原因は、現在の親世代が受けてきた悲惨な社会環境も影響しているようです。子供を守るのは親の当然の務めですが、やりすぎになると子供が自立する機会を奪ってしまうことにもなりかねません。今日は過保護、過干渉が子供に与える恐ろしい影響を考えていきましょう。

1.過保護、過干渉の親が増えている

突然ですが、あなたの子供の習い事は誰が決めましたか?体に良いから、頭が良くなるから、そういった理由で子供の意思も確認せず、親が勝手に決めたことはありませんか?

実は当然とも言えるこうした行動は過干渉の一部です。そんなこと言ったって子供の為を思ってあげたからこそ習い事を親が選んであげた、そう言う親もいるでしょう。しかしこの「子供の為を思って」という行動が厄介なのです。近年そうした親が増えているのは、親世代が受けてきた社会的要因も背景にあります。

1-1.超氷河期世代の親たち

今子供が小学生くらいの親たちの年代は、幅はあるものの大体40代くらいでしょう。

中でも76世代(ナナロク世代)と呼ばれる1976年生まれ前後の人は、バブル崩壊後の過酷な時代を生きてきました。リーマンショック、アジア金融危機、格差社会の始まり、超氷河期世代…努力をしてもどうしようもない社会の現状があったのです。

日本経済の失敗を背負うことになった76世代は、せめて子供には良い教育を与え、格差社会を生き抜けるよう躍起になりました。たくさん子供を生んでも将来は良い未来が与えられない、そんな考えもあって3人以上子供を持つ家庭も格段に減りました。そのため少子化となり、子供1人あたりに与える教育費も増え、過干渉教育がどんどん広まってしまったのです。

1-2.実は過保護より「過干渉」の方がリスクが高い

「過保護」と言う言葉は昔からありました。一昔前の子育ては「抱っこ癖がつくからあまり抱っこはしない方が良い」「授乳期は早く終わらせるべきだ」といったような、スキンシップを否定する子育てが一般的でした。そのため「親子ベッタリしている状態」を過保護とされ、突き放すよう言う人もいました。

現代でいう過保護もそうした意味合いがあります。しかし専門家によると過保護と言うのは、「子どもが望んでいることをやりすぎること」とされています。望むまで抱っこをする、欲しがるだけお菓子をあげる、こうした行動も過保護になりますが、子供の要求に答えているという意味ではそれほど問題はないかもしれません。

しかし「過干渉」は「子どもが望んでいない事をすること」です良かれと思って本人が望んでいない習い事をさせる、子供は嫌がっているのに進学先を勝手に決めるなど、本人の意思が尊重されていないのです。現代の子育ては過干渉になってしまう親が多く、子供が大人になった時に自分の意見が言えないなどの問題が多く取りざたされています。

2.過保護、過干渉の親の行動とは

行き過ぎた過保護、そして過干渉による子供へのリスクは恐ろしいです。子供の悪影響についてはのちに述べますが、まずは自分が子供へこうした行動をとっていないかチェックしてみましょう。

2-1.過保護、過干渉は次のような行動

  • テレビゲームやスマホ利用時間に制限をかけていない
  • 子供があいさつをしなくても特に気にしない
  • 食事の後片付け、最低限の部屋の掃除など、自分の身の回りのことをさせていない
  • 人の家やレストランなどでのマナーを教えていない
  • 子供の習い事はすべて親がきめている
  • 進学先も親が中心になってきめている
  • 遊ぶ友達を親が決める
  • 学校からの宿題や課題を、親が手伝ってしまう

どれも当てはまらないという親の方が珍しいかもしれません。しかし当てはまる数が多い親は過保護や過干渉になっている可能性がとても高いです。

2-2.過保護、過干渉による子供へのリスク

ではこのような過保護、過干渉下に置かれた子供はどうなるでしょうか。一般的には次のような悪影響が出ると言われています。

  • 面倒なことはやらず、自分のやりたいことだけやる人間になる
  • 何事も親が手だしをするため、自分で考えて行動することができない
  • 物事に挑戦する意欲が低い
  • 成功体験が少ないため自己肯定感が低い

特に問題の「過干渉」は、親が子供の考えを聞く前に何事にも手だしをしてしまいます。習い事、遊ぶ友達、宿題の助言、進学先など、自分で考えさせず親が先回りすることにより子供はいつまでたっても自立することができません。

そうした子供は社会人になっても就職先を親が決めていたり、具合が悪くて欠勤するにも会社への連絡は親だったりします。見方を考えてそのような人とあなたは結婚したいと思いますか?自分にとっては大切な子供でも、社会からみたら非常に厄介な大人でしかありません。社会から求められるような大人に成長させるためには、親の過干渉を辞めなくてはいけません。

3.過保護、過干渉を改善する方法

子供に対して過保護や過干渉な態度を「絶対にしていない」と言い切れる親の方が少ないでしょう。遊ぶ友達に対してちょっと口を出したり、受験先の学校は親の希望を打ち出したり、反省すべき点も多い親御さんもいるのではないでしょうか。

いきなり過干渉をやめるべく子供に対して急に突き放すのはよくありません。しかし少しの心がけで過干渉にならない良い親子関係を築くことができます。ではその具体例を見て行きましょう。

3-1.勉強やスポーツ、習い事で子供に完璧を求めない

過干渉の理由は「子供に完璧を要求している」場合が多いです。テストの成績、スポーツでの活躍、できないなら塾に行ったら?サッカーを習ったら?でも習うことで本当に完璧の成績を残せるのでしょうか。何事も子供に完璧を求めるのはよくありません。その子の努力を認めてあげましょう。

3-2.着る洋服、習い事、受験校に至るまで最後は子供に選択させる

小さな頃は親が着る洋服を決めていましたが、ある程度の年になったら自分で決めさせましょう。寒い日でも本人が半そでが良いと言えば、体調を見つつも本人が着たいものを選ばせたほうが良いのです。習い事や進学先も一緒です。全部親が決めてしまっては、大人になった時自分で洋服も選べない、どこで働けば良いのかも分からないといったことになりかねません。

3-3.マナーを教え、守ったら常にほめること

他人の家、公共の場所など、最低限のルールを教えるのは親にしかできません。また年齢が上がればスマホやゲーム機を持つことも増えるでしょう。そうした時に使い方のルールを話し合うことが重要です。ただ「やめなさい、守りなさい」ではなく、守れた時に「偉かった!」とほめたほうが効果的であり、子供もしっかりとルールを覚えていきます。

3-4.他人の子と比較しない

過干渉になる大きな理由として、親が他人の子と比べてしまうことがあります。あの子は受験をするからうちもする、この子は塾に行ってるからうちも塾に行かせるなど。特に能力の優れた子と比較してしまい、なんとか同じような力を身につけてほしいと考えてしまうのです。それは他人の子だけでなく兄弟間でも起こります。

いくら能力が高い子でも、絶対に幸せになれるかは分かりません。自己肯定感が高い人こそ、自分の幸せを感じることができます。他人と比べられた子は自己肯定感が低く、何をしても自分はダメだと思いがちです。親がほかの子と比較せず、あなたはあなたで良いと受け入れることで子供は自然と自信をつけることもできます。

3-5.親が仕事や趣味などを持ち、子供と離れることも大切

過干渉の親の行動に「クレーム」があります。うちの子の成績が悪いのは納得できない、先生の指導方法がダメと周囲に悪口を言いふらすなど。過干渉が過ぎた親は他人への攻撃が高まるのです。

こうしたクレームを直接学校に言ってくる親は仕事や趣味を持たない人が多く、常日頃から子供のことを考えているケースが多々あります。すべての親がそうではありませんが、仕事やボランティアといった外に出る活動が少ない親は、必要以上に子供への関りが強くなってしまいます。

親自身が子供と離れる時間を持ちましょう。社会や他人と関わることで子育てに関しても「これで良いのか」と力が抜けるきっかけになることもあります。

まとめ

過保護や過干渉は、子供を愛するが故の当然の行為です。子供が大人になったとき困らないよう、今できる精いっぱいのサポートをしてあげたい気持ちも分かります。

しかし何でも親が先回りして決めてしまうのは、子供の自立心を防ぎ自己肯定感まで奪ってしまいます。子供が自ら助けを求めてきた時は万全のサポートが必要ですが、それ以外は子供の考えを優先し、親はあくまで後ろから見守ることしかできません。子供の将来を考えたら、親が過干渉にならないことが一番大切な教育方法と言えそうです。

 

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