体育嫌い!そんな子供に運動させる方法とは?

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スポーツ庁が近年の中学生を対象とした調査で、運動やスポーツに対する苦手意識が微増傾向にあるとの結果が出ました。この状態が続くと、運動しない大人が増えてしまうことが予想されるため、平成29年3月第2期にスポーツ基本法の規定に基づいた「スポーツ基本計画」が策定されました。

このスポーツ基本計画の中には「一億総スポーツ社会の実現」という言葉が盛り込まれています。つまり極端なことを言えば国民全員にスポーツをしようと呼びかけていることになります。そのためスポーツが苦手な大人からはSNS上で否定的な意見が飛び交うようになりました。

しかしスポーツが嫌いという人は、その要因は小学校時代の体育にあるかもしれません。現在でも体育が嫌いと答える子供は多くいます。今日は体育嫌いの理由は何か、体育が嫌いな子供に積極的に運動をさせるにはどうすれば良いのか考えてみましょう。

1.体育の授業が嫌いになる理由

体育が嫌いな子供の多くは、そもそも運動が苦手ということが多いでしょう。運動が苦手だから体育が嫌いになる、すると徐々に身体を動かさなくなります。体を動かさないことでますます体育の時間は動きが鈍くなり、もっと体育が嫌いになるという悪循環を起こしてしまいます。しかも子供が高学年になるにつれ、体育嫌いになる子供は増えていくようです。

1-1.リクリエーションから競争的要素へ

小学校低学年の頃に、体育が嫌いと答える子供はとても少ないです。理由としては低学年の体育はリクリエーション的なものが多く、運動の得意不得意に関係なくみんなが楽しめるからです。

運動会の競技を見ると、1年生では「ダンス」「玉入れ」といったものが多いでしょう。これらは競争する必要なく、みんなで楽しむことができるスポーツです。しかし高学年になると「リレー」や「騎馬戦」といった個人の能力や競技性が高くなり、運動が不得意な子は取り残されてしまうのです。こうした劣等感が体育嫌いにさせてしまいます。

1-2.申し訳なさと劣等感を感じる

例えば体育の長縄でクラス対抗の記録会があったとき、いつも飛べない子に対して「迷惑だ」「抜けろ」といった辛辣な言葉を掛ける子供もいます。しかし学校としてはそのような言葉が起きないよう、「みんなで出来ない子をフォローしよう」「応援しよう」といった指導が行われます。

一見とても良い教育に見えますが、できない子にとってはその応援がプレッシャーになり、優しくされる分クラスに迷惑をかけているという申し訳なさを感じます。体育の度に自分が縄跳びの記録を止めてしまう、迷惑をかけている、この情けなさや劣等感は、何より体育嫌いにさせてしまう感情なのです。

1-3.スポーツができる=羨望のまなざし

とある民間のアンケートで、「好きな男の子のタイプは何ですか?」という質問を小学生女児にしました。回答では「やさしい男子」が多かったのですが、「運動ができる人」もかなり多くの女児が答えていました。

恋愛感情だけでなく、運動が得意な小学生はクラスから一目置かれることが多いです。年齢を重ねると運動能力はそれほど関係なくなるのですが、一度スポーツが得意だと認識されると、しばらくクラスからの羨望のまなざしが続きます。逆に運動が苦手な子は「どうせ…」と負の感情を持ってしまうこともあり、体育嫌いに拍車をかけることにもなります。

2.どうすれば体育の苦手意識を減らせるか

こう見ていくと、運動が苦手な子は体育嫌いになっても仕方ないようにも思えます。

確かに体育が嫌いでも、他に好きな教科があれば良いかもしれません。しかし体育嫌いになり、運動そのものを辞めてしまうのは良くありません。日常的に身体を動かすためにも、子供の体育に対する抵抗感を減らしていきましょう。

2-1.体育の中でも得意なものがあれば大丈夫

体育と一口に言ってもさまざまなものがあります。100m走やマラソン、縄跳びに跳び箱、水泳や球技など、時期によって行う体育は違うでしょう。

例えば元オリンピック競泳選手の柴田 亜衣さんは、小学校の頃体育が大嫌いで成績も非常に悪かったと言います。しかし競泳だけは得意であり、水泳があったからスポーツも好きになれたそうです。

体育は嫌いだけど、縄跳びだけは飛べる、短距離は苦手だけどマラソンはできるなど、運動内容によっても子供の得意不得意はあります。親や先生は子供の得意とする運動競技を見極め、その競技だけでもたくさんほめて努力するよう前向きな言葉を掛けてあげるのが大切です

2-2.自分は運動が出来ないと「決めつけない」ことが大切

体育が嫌いな子供は、大人になってからも「自分は運動ができません」と言うケースが多いです。

しかし子供の頃体育が嫌いだった人が、大人になり急に水泳やヨガにはまったという話もたくさんあります。大人になると周りから優越をつけられることもなく、自分なりのペースで運動ができるため楽しいのです

そのため子供が「自分は運動ができない」と言い出したら、大人になると嫌いな運動も楽しむことができるということを教えてあげましょう。そのためには体育を投げ出さず、真面目に授業を受けることも大切です。また親がヨガや水泳といった体を動かす習慣を持つことにより、子供も運動の大切さを知り、将来の運動習慣を身につけることにもつながるでしょう。

2-3.アクティブチャイルドプログラムという取り組み

集団で行う体育の時間では、1人1人の能力に見合った授業を展開するのは難しいかもしれません。

しかし文科省も運動を積極的に行う子供が増えるよう、少しずつ動き始めています。その1つが日本体育協会が行っている「アクティブチャイルドプログラム」です。

これは運動能力を競争させるのではなく、「みんなで楽しもう」という目的を持ったプログラムです。昔ながらの鬼ごっこや運動遊びを取り入れ、運動が苦手な子でも楽しめるようなプログラムが組まれています。例えば昔は痛くて苦痛だったドッチボールも、当たっても痛くない「ドッチビー」という遊具を利用して行うなど、ストレスの掛からない運動になっています。

未だ競争性の高い体育の授業は多いですが、徐々にみんなが楽しめる運動を取り入れている学校も増えています。体育はイヤなものと決めつけず、学校の体育授業変化にもちょっとだけ期待しましょう。

3.体育が嫌いでも積極的に身体を動かそう

体育が嫌いな子に、無理やり「好きになりなさい!」と言っても無理でしょう。嫌いなら嫌いなりに、どうやったら好きになれるか、体育の楽しみを見つけられるか工夫して運動をする必要があります。

また体育嫌いだからといって、放課後も運動しない、大人になっても身体を動かさないのは心身の成長に悪影響を及ぼします。体育とは別に、家でも積極的に身体を動かすことが大切です。

3-1.運動は、体育が全てではない

そもそも体育の時間は何のためにあるのでしょうか。いろいろな意見がありますが、文科省によると「基礎的な体力をつける」「身体を動かすことにより、知識,思考・判断力などを身に付けさせる」とあります。ただ勉強を続けるだけで運動をしないと、体力や思考判断能力が落ちてしまうのですね

しかし逆に言えば、体育で努力をしなくても放課後に運動をしていればフォローできるかもしれません。体育が苦手で嫌いなら、せめて放課後に自分の好きな方法で体を動かすことを進めてあげるのも良いでしょう。

3-2.外遊びや習い事という方法も

車や電動自転車といった乗り物がある現在、1キロ以上の道のりなら子供に歩かせない親も多いでしょう。体育以外で体を動かすには、ある程度意識した生活が必要です。

積極的に身体を動かしてもらうには、スポーツ系の習い事をさせたり、外遊びをさせるといった方法があります。スポーツの習い事は1つの競技を深めることにもなり、体育が嫌いな子もこの運動だけは得意といった自信につながるかもしれません。

外遊びは友達と一緒に外で遊ぶのが理想的ですが、遊ぶ場所がない、塾などの習い事で遊べないといったこともあるでしょう。そんなときは休みの日に外に連れ出すのが親の役目です。15分でも良いので、子供と一緒に外で遊んで汗を流しましょう。

まとめ

体育が嫌いという子供は、今も昔も変わらずに一定数います。

しかしある調査によると、親が体育嫌いだった場合、子供も体育が嫌いな子が多いようです。理由は運動神経が遺伝的要素で引き継がれているというより、親自体が「自分も運動は出来なかったからあなたも不得意なのね」とネガティブな言葉を伝えているためとも言われています。それにより、子供自信も「親もダメだったし自分もダメなんだ」と悪い暗示をかけてしまうのです。

体育は体を丈夫にしさまざまな経験がでできるといったメリットがあります。自分は体育が嫌いだから運動をしなく良いということではありません。親としては運動神経の良し悪しを言うのではなく、その子に合った運動を見つけ、積極的に身体を動かすよう親子で行動していきましょう。

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