いつも相手にあわせている…うちの子は自己主張が苦手?

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自分の子供は不快な思いをしているとき、その気持ちをきちんと相手に伝えることができない。つまり「自己主張が苦手」だと悩んでいるお母さんもいるかもしれません。自己主張が苦手な子は相手のペースに合わせて行動することが多く、一見すると優しい子に見られることもあるでしょう。

しかし自分の気持ちをずっと口に出さないで行動するのはストレスがたまりますし、他人からは都合の良い子だと思われることもあります。ハッキリとNoと言う時はNoと言えれば良いのですが、子供によってはその勇気が出せない子もいます。今日は自分の意見をはっきりと言えるような、自己主張ができる子供にするにはどうすれば良いのかを考えていきましょう。

1.自己主張が苦手な日本人

日本人の場合、子供に限らず大人も自己主張が苦手だと言われています。何を飲むかと聞かれても「何でも良い」と答えたり、あなたはどう思っているのか問われても「周りの意見に合わせます」と言ったり。

特に日本では他人と違う事を言うだけで「空気が読めない」と言われることもあり、自己主張をすることは時に勇気が必要です。しかしあまりにも周りに合わせてばかりで自己主張をしないと、特に子供の社会では思いがけない弊害をもたらすこともあります。

1-1.欧米の自己主張の強さは多種多様な文化があるから

自己主張をハッキリする国の1つにアメリカがあります。アメリカは移民国家であり、多種多様な民族の人が集まってできた国です。そのため昔から自分たちの意見を主張していかなくては、極端な話その土地で根強く生きていくことは難しかったのです。

その点日本は他民族から成り立つ国ではなく、自分たちだけで自分たちの土地を守りながら生きてきました。いわば調和を重んじて、他人とのトラブルを避けて生きて来た背景があります。電車内で椅子の取り合いで喧嘩になるよりは、他人に譲った方が良いと考える人が多いのです。そう考えると自己主張が苦手な事も、必ずしもすべて悪いこととは言えません。

1-2.自己主張は社会に出たときに重要

しかし全く自己主張ができないと、集団生活に入ったときに大変なことにもなります。特に子供の世界では、自分の都合の悪いことを押し付けようとする子も少なくありません。そのためはっきりと断ることができない子は、嫌なことを押し付けられたリ、面倒な用事につきあわされたりすることが多いのです。こうしたことは大人の社会になってからも多く、自己主張ができないまま大人になってしまうと、何かと相手の思うがまに物事をすすめられてしまうこともあるでしょう。

1-3.自己主張が苦手とは、どういうことか

ただ「自己主張が出来ない」ということの見方を変えると、それは多様を受け入れる「ストライクゾーンが広い」こととも言えます。「自分はこうしたい」という意見があまりない、こだわりがない、つまりよく言えば協調性があるとも言えます

しかし「イヤだ」と思っているのに相手に合わせて断ることができないのは問題です。理想としてはイヤだと言いつつ、自分の意見をはっきりと言えるようになることでしょう。そんなこと簡単だと思う人もいれば、昔から自己主張が苦手な人もいます。この差ができはじめるのは幼少期の親のしつけも関係しているようです。

2.自己主張ができる子供に育てるには

たまに「うちの子は一人っ子だから他の友達に対して意見を言うのが苦手」、といったことを見聞きします。しかし兄弟がいても下の子には強く自己主張できるのに、学校では全く意見を言えない子もいます。自己主張が得意か苦手かは兄弟の数とはあまり関係ありません。どちらかというと親の接し方により、自己主張の影響が表れるようです。

2-1.自己主張が苦手な子供に対する、親の接し方とは

子供がなかなか自己主張できない場合、親が常に先回りしてサポートしていることが原因の場合もあります。

子供が友達と砂場で遊んでいるとき、自分のシャベルを取られてしまった。そのとき親がすぐに「この子のものだから返して」とか、「あの子は意地悪だから明日から遊ぶの辞めようね」など、子供が何か行動する前に先回りして親がサポートするのはよくありません。

この場合子供が直接相手を非難できなくても、親は静観することが大切です。後に「シャベル取られちゃった」と言って来たら、それは辛かったねというように、気持ちだけを受け止めてあげるようにしましょう。また今後も同じようなことがあればどうすれば良いのか、一緒に考えるだけのサポートが必要です。親が常に子供のためを思って先回りした行動に移してしまうと、子供は自分で他人に気持ちを伝えることが苦手になってしまいます。

2-2.親は静観しつつ、励ましてあげる

子供が集団生活に入ると、親は何かにつけて心配になります。子供が一言いじめられたと言えば、相手は誰でどんなことをされたのか非常に気になってしまいます。

もちろん子供の不安なことや悲しかったことをしっかりと聞いてあげるのは大切です。しかしそこで親が相手の家に電話をかけて状況を聞きだしたり、自分の子供はこう思っていると気持ちを代弁したりするのは多少行き過ぎた行為でしょう。

子供に安全な道だけを歩かせていると、子供自身が自分の意見を述べる機会を失ってしまいます。嫌なことをされたらはっきり言えるように、親は気持ちに寄り添って励ますことしかできません。子供が自己主張ができたときは褒め、常にあなたの味方という立場で静観してあげましょう。

2-3.自己主張が苦手なのは、一生続くわけではない

多くの子供の場合、成長に伴って性格も変化するのが一般的です。

ある子は幼稚園時代の頃は自己主張が苦手で、周りの子から言われたことをだまって聞いているタイプでした。それが小学校高学年になってからとても自己主張をするようになり、自分の意見を述べて生徒会役員にもなりました。

お母さんは「幼稚園の頃のあなたをとても心配した、どうして今は自己主張ができるように変わったの?」と聞いたそうです。すると本人は「自己主張できなかったのではない、周りの子の行動を黙ってみているのが好きだった。小学校になって言われっぱなしは損だから、意見を言うようになった」と答えたそうです。

周りから見ると自己主張が苦手だからかわいそうと感じても、本人はそれほどストレスを感じていないケースもあります。本人が自己主張が苦手だと苦しんでいるときは先生に相談などをしても良いですが、子供は成長に伴ってはっきりと意見を言える時期が来ることも多いです。

3.自己主張が苦手な子はいじめられるのか

自分の意見が言えない子は、結果的に他人の言いなりになっていじめられてしまうのではないか。それは多くの方が心配することでしょう。

しかし自己主張ができない=いじめられる、というのは必ずしもあることとは言えません。むしろ自己主張が強い子の方が問題が多いようです。

3-1.自己主張しすぎるのも問題

「私はこう思う!」「それは絶対に嫌だ!」毎日のようにこうした意見を強く言う子は自己主張が強いというよりわがままに見られてしまいます。

わがままは我慢しなくてはいけないことが身についていない証拠です。子供が幼少期の頃から親が要求をすべて聞き入れているケースが多く、成長しても我慢が利かなくなり、集団生活に入っても他人と衝突を繰り返す子になってしまいます。

友達と衝突を繰り返すことにより自分を反省できれば良いのですが、あまりにもその状態が長引くと周りから孤立してしまい、いじめの標的にされてしまうことも多いでしょう。

3-2.過保護は自己主張の妨げになる

一方自己主張が苦手な子は、先ほどの例のように親が何でも先回りしてしまうことが挙げられます。それは人間関係だけでなく、日頃の生活でも注意が必要です。

例えば子供が部屋で遊ぶ際、親としては部屋が散らかるのが嫌なので「ブロックよりもゲームの方が長時間楽しめるよ」などと言って選択肢を親が与えてしまうケースです。子供が何か迷っているとき、すぐに親が助言して都合の良いふうに決めてしまうと、子供は自ら考える力を失っていきます。これは学校でも何かを決める時に「周りの子が決めてくれるだろう」といった思考になりがちです。あまりにも周りに頼り切って自己主張をしないと、周りの友達からは「あいつは頼りにならない」と思われてしまいます。

まとめ 自己主張はバランスよく行うことが大事

自己主張ができない、苦手という子は、周りから見ているとハラハラしてかわいそうに思えます。確かに周りの意見に押し切られてばかりで、いつも都合の悪いように物事が進んでしまうのは良くありません。

しかしだからといって親がサポートできることは少ないのです。親は子供の人間関係には直接口を挟まず、つらかった気持ちだけを受け止めてあげることが大切です。子供もつらい経験を経て、次第に自己主張ができるようになることも多くあります。

また自分の意見ばかり述べてしまい、あまりにも自己主張が強いケースもトラブルになります。子供のうちはそのさじ加減が難しいのですが、幼児期から親が子供の自己主張を適度に理解し、自分で考えさせるといった行動がとても大切になるでしょう。

 

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