勉強も仕事にも欠かせない!「守破離」の精神の意味とは

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みなさんは「守破離(しゅはり)」という言葉を知っていますか?これは戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した茶人、「千利休」が茶道を通じて発信した考えと言われています。守破離は織田信長や豊臣秀吉など名だたる戦国大名たちにも究極のプロフェッショナル論として浸透し、多大なる影響を与えてきました。

一見難しそうなイメージもある守破離ですが、日本において生活する上では誰でも密接に関係している言葉とも言えます。今日はこの守破離の意味や、子供たちに与える影響についてまとめてみました。

1.守破離の意味とは

そもそも「守破離(しゅはり)」ってどういう意味でしょうか。
検索するとざっとこのような内容が出てきます。

守破離とは、日本古来の芸道や武道の世界でよく使われる言葉です。師を敬い、型をしっかりと身に付けることは、理解を深め、応用法を見つけて新しい物を造りだす力になります。

参照https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%88%E7%A0%B4%E9%9B%A2

例えば剣道を初めて習う人は、先生の教えをしっかりと見て型や動作を学びます。これが「守」です。次に自分なりの剣道におけるスタイルとは何か、勝てるためにはどうしたら良いのか、先生に頼らず自分自身で模索していきます。これが「破」にあたります。最後に先生がいなくても剣道を自分なりに精進し、独自の剣道の世界を切り開いていくこと、これが「離」となります。

1-1.勉強や仕事、すべてにおいて守破離は関係している

一見すると柔道や剣道といった日本古来の武道だけに適用される言葉にも見えますが、実はそうではありません。多くの仕事や勉強おいて守破離は関係しています。

例えば「学校の先生」になるためにも守破離は見えないところで存在します。先生になるためには教員免許を取るために「教育実習」が必要になり、ここで「守」にあたる先輩の先生の仕事を学びます。その後先生になっても他の教員から様々なこと学び、自分はどういった教師になりたいのか模索していく「破」があり、長い教員生活を経て新人教師へ始動する「離」と変化していきます。アルバイトだって勉強だって最初は先輩や先生から教わることから始まり、最終的に自分自身で考えて行動するようになります。守破離の精神は日本人にとって切り離すことのできないものです。

1-2.守破離と日本社会は切り離せない!?

守破離の考えは日本だけにとどまらず、世界でも通用します。しかし日本独自の社会として「上下関係」が厳しいことがあります。年上に対する言葉遣いで「敬語」というのが存在するのも日本特有のことです。「人は平等」とは言いつつも、年上の人や経験者をうやまう姿勢を取らないと、日本の社会をうまくわたることはできません。

守破離における考えは「先輩をうやまう」という意味もしっかりと含まれており、年長者を尊敬したり礼儀を身につけたりすることの大切さも解いています。どの世界においても守破離の精神は通用しますが、特に上下関係を無視できない日本社会においてはとても大切な考え方と言えるでしょう。

2.子供と一緒に、守破離の意味を考えよう

アルバイトをしたり、社会人として世の中に出たときに最も活躍しそうな守破離の考えですが、実は子供のころからしっかりと守破離の意味を理解することにより成長に良い影響が出ます。子供の時期から守破離を経験させるには武道などの習い事が近道ですが、勉強や家の手伝いでも守破離を経験させることができます。まずは守破離の意味を親子で学び、身近にあることでどういった行動ができるか考えてみましょう。

2-1.「守」は全てにおける基礎

まず「守」は簡単に言うと人から何かを教わることを言います。「読み書きそろばん」でもいきなり子供にやってみろ、と言っても出来ないのが当たり前です。ひらがなを読むこと、書くこと、そろばんをはじくことは全て大人から教わって初めてできるようになります。

ただ「守」を受ける側がやる気がないとあまり意味がありません。例えば分数の計算を教えるといった場面になっても、受ける子供にやる気がなければ効率よく分数を学ぶことは難しいのです。そう考えると守破離における「守」は一番むずかしいことであり、守を受ける本人にしっかりとしたやる気がなければ意味がありません。習い事に関しても勉強に関しても、本人が興味のあることからさせてあげないと守破離をスタートすることは難しいでしょう

2-2.「破」は自立を促す大切な時期

「型破り」という言葉がありますが、あれば守破離における「守」をしっかりマスターした後、独自のスタイルを作っていくときに使う言葉です。例えば有名なラーメン店でしっかりと修行をした後、その店では作ったことのないつけ麺を自分で生み出してみた、守破離における「破」はこのような型破りにも当てはまります。

守破離における「破」は、今まで教えてくれた人から独立するような大切な時期です。ただ「破」の時期はいかに真面目に「守」を受けてきたかによっても変わってきます。勉強で言えばテストが「破」の時期に当たります。先生の指導をしっかりと受けて真面目に勉強という「守」を経験すれば、「破」の時であるテストでも大いに実力を発揮することができるでしょう。

2-3.「離」は自分で作り出す独自の世界

「離」は字のとおりこれまで教わってきた師匠や先生と離れたり卒業したりすることを言います。今後は教わってきたことをベースに独自の世界を創造していきます。勉強で言えば受験が終わり、今後は新たな学校で自分なりの勉強方法を頑張っていくことです。新たな学校で新たな先生と出会い、新たな守破離のスタートが始まるとも言えます。

また「離」に関しては終わりがありません。「守」、「破」は、教えてくれる先生との関係期間や、自分がこうなりたいといった目標が達成してしまうと自然と終わってしまうこともあります。しかし「離」に関しては自分だけで独自の世界を切り開いていかなくてはならず、自分があきらめない限り終わることはありません。守破離における「離」が成功を目的とするならば、「守」と「破」のときにいかに真面目に物事に取り組むかによって成功するかどうかが違ってきます。

3.子供と守破離の関係

守破離は勉強や仕事、人間関係においても重要な意味を持つものです。子供のころから目上の人に対して尊敬の念を持ち、しっかりと礼儀を身につけることにより大人になったときも役立つことは多いでしょう。子供が守破離の精神を身につけるためには、どうしたら良いのか考えてみましょう。

3-1.小さな頃から習い事などを通じて学べる

守破離の考えは千利休から始まり、日本における「茶道」、「武道」、「芸術」における師弟関係のあり方の1つとして浸透してきました。

中でも「武道」における守破離の考えは子供にもわかりやすく、習い事として学ばせる方法もおすすめです。例えば「空手」では型の基本を先生から学び、自分なりに組み合わせて空手を学んでいく、空手により心身を鍛え日常生活にも良い影響をもたらしていくといった「守破離」を自然と学べるようになっています。また空手はただ型を学んだり身体を丈夫にしたりといったことではなく、正しい挨拶の方法、仲間を大切にする気持ち、目上の人に対する感謝の気持ちなど、道徳教育にも長けています。空手をはじめとした日本古来の武道を子供に学ばせることにより、守破離の精神を自然と身につけることにもなるでしょう。

3-2.ボランティア活動も有効

ボランティア活動にはさまざまなものがありますが、例えば公園内を清掃するボランティアでも守破離を学ぶことができます。

「普段遊んでいる公園のゴミ拾いをする→きれいになる→気持ちよく公園で遊べる→今後ゴミは捨てないように心がける」

一見守破離とは関係のない行動に見えても、物事には暗黙のルールがあり、多くの人の努力があって自分が気持ちよく行動できるようになっていることがわかります。ボランティア活動にはそのような社会の仕組みが自然と理解できるようになっており、子供が成長する上で礼儀を身につけることができます。社会の役立つことを経験することは「守」にあたり、これから生活をする上で人に迷惑をかけないよう心がけることが「破」となり、成長後には社会に貢献できるよう考えることが「離」となります。

まとめ 日常生活でも守破離を取り入れよう

茶道や武道における考えとして浸透してきた守破離ですが、親子における日常生活にも守破離は存在します。

例えば初めてお皿洗いをする子にとって親の皿洗いの教えは「守」であり、留守番のときにお皿を洗う手伝いは「破」となり、成人後に自分なりの工夫を取り入れた家事の方法が「離」となります。そう考えると子供が興味を持って何かを「やりたい」と言ったとき、親は面倒臭がらずちゃんと物事を教えてあげることが必要でしょう。習い事や日常生活、ボランティア活動などを通じ、日本古来から伝わる守破離の精神を親子で引き継いでいきましょう。

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