SNSのマナー 手放せない親が与える子供への悪影響

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最近では子供たちの間でも問題になっているラインやツイッターなどのSNS問題。勝手に人の写真を投稿したり、悪口を書き込んだりしていじめにも発展してしまうことがあります。

ただこうしたSNS上の問題は投稿の仕方だけでなく、いつどこで行うべきか使い方のマナーにも問題があります。それは子供だけではなく、食事中や子供と一緒に遊ぶ時間でもスマホを手放せない親が悪いとも言えます。今はスマホを見ている時間ではないのについ見てしまう、そんなマナー違反をしている親御さんはいませんか?今日はSNSを使う上でのマナーを改めて考えてみましょう。

1.便利な時代か、厄介な時代か

遠く離れた人とでも、いつでも気軽に連絡が取れるSNSはもはや私たちの生活には欠かせないものです。震災が起きたときは安否確認にも使え、授業に出なくても勉強ができるツールとしても大いに活躍しています。

しかしいつでもどこでも誰とでも連絡が取れるSNSは24時間使い続けることができ、目の前の物事よりもスマホやパソコンの世界に没頭してしまう人を増やしており、一昔前では考えられないことです。そうした大人が増えることにより、子供にどのような影響が出てしまうのでしょうか。

1-1.親がSNSに夢中、その間の子供の事故も

イギリスでは2004年頃から、公園で子供を遊ばせている親がSNSに没頭し、子供がその間遊具から転落して重大事故が起きるケースが多発しています。これはイギリスに限ったことではありません。公園のケースだけでなく、日本では運転中にSNSに夢中になった大人が、子供を交通事故で死亡させてしまうという痛ましい事故が何件も起きています。

今はSNSを見て良い時間ではないのに、マナーが守れずにスマホばかり見る大人が増えているのです。そのせいで子供が怪我をしたり最悪死亡してしまうことが起きています。少しなら良いだろうといった気のゆるみが、子供を悲惨な目に合わせているのです。

1-2.目の前の情報を見ないで、スマホばかり見る

例えば野球観戦に行ったとき、目の前で試合が行われているのにスマホを見ている大人もいます。SNSで「今野球場に来ています」といった内容を投稿したり、敵の攻撃中はつまらないからネットを見たりしている大人が多いのです。

少しの利用なら分かりますが、野球観戦している大多数の時間をSNSに費やしてしまうと何のために球場に来ているのか分かりません。試合をしている人にも失礼にあたり、これもマナー違反と言えるのではないでしょうか。そうした大人の姿を見た子供も試合をじっくり楽しむことをせず、飽きたらすぐに帰ろうとか、自分にもスマホを見せろとか言ってしまうでしょう。

2.SNSのマナーはSNSの中だけのものではない

「SNSマナー」と聞くと、投稿内容や写真の選び方を考える人が多いでしょう。しかしそれ以前に「今SNSをやって良い時なの?」というマナーがあります。一緒に食事をしている人を放っておいて、SNS上の人と会話をするのは良くありません。そうしたTPOが守れない大人がいると、子供にも様々な影響が出てしまいます。

2-1.我慢できない子供が増えている

電車が来るまでの待ち時間、今ではほとんどの大人がスマホを見て過ごしています。これが悪いこととは言いませんが、私たち大人は「何もしないで待つ」という行為ができなくなっています。

例えば学校の保護者会でも先生が来るまでスマホを見ている。病院の診察でそろそろ自分の番が来るのにギリギリまでスマホから目が離せない。そうした大人は子育てに関してもすぐに子供にスマホを渡してしまいます。内閣府が行った低年齢層の子供のインターネット利用環境実態調査によると、2歳児のスマホ利用率はなんと30%以上。すこし静かにしてほしい、1人で遊んでほしいときにスマホを渡す親が多いようです。こうした子供たちが集団生活に入り、「教室で静かに待っていてね」と言われても落ち着きがなく、すぐに暴れたりしゃべったりする子供が増えています。

スマホを子供に与えるのが悪いこととは言いません。しかし今は何もせず待っている時間というのを、たまには親子で実践することはとても大切です。

参照:内閣府 低年齢層の子供のインターネット利用環境実態調査

2-2.スマホネグレクト

ネグレクトとは、子供に食事や生活の世話をしないで行う虐待のことです。最近親がSNSに夢中になって子供を放置する「スマホネグレクト」が問題になっています。

スマホネグレクトは親がSNSに夢中になるあまり、子供の話を聞かない、目を合わせないといった虐待です。普段から自分の話を聞いてくれない、目も合わせてくれないといった経験をした子供は「愛着障害」を引き起こし、共感性の発達が乏しくなり、対人関係の問題や社会性に乏しくなるといった問題が起こります。

スマホネグレクトは最低限の子供の世話をしていることが多いので、自分では気づかない親が多いのも特徴です。子供の会話をうわの空で聞いている、食事中もSNSに没頭するといった親は、知らないうちにスマホネグレクトを行っている可能性があります。

2-3.SNSでは話せても、実際に会うと話せない人が増えている

親がSNSに常に没頭し、いつでもどこでもスマホを見ているといった状況になると、かなり高い確率で子供も同じような日常生活を送る大人になります。またそうした生活をしていると、会話はSNS上で他人との会話が楽しめるものの、実際に会う人とはどう会話をして良いのか分からないというケースが増えています。

これは子供がスマホばかり見ている親から育てられると、他者との距離感や共感性を学ぶことができず、ネットの文章上だけでコミュニケーションを取ろうとしてしまうからです。例えばオンラインゲーム上では強い発言を繰り返しているのに、実際に本人に会ってみるとあいさつもろくに出来ない人だったという事があります。直接人とコミュニケーションが取れるかどうかで、社会生活は大きく変わります。子供にはSNSでの会話を学ばせるのではなく、実際の人や物に触れる経験を多くさせてあげましょう。

3.SNSを使うには親もマナーを守ろう

これからさらに多くのSNSツールが増えていくと予想されています。子供を一生SNSから遠ざけるというのは非常に難しいことであり、そのためにもSNSのマナーを覚えてもらう必要があります。

それには大人がまずSNSを使う場所や時間を決め、今は現実と向き合う時間といったルールを作ることが大切です。日頃スマホやパソコンばかり見ている人はそれを自覚し、まずは使用時間を15分でも短くしてみましょう。

3-1.子供には絶対にやらせない!もリスクがある

SNSは援助交際やリベンジポルノといった問題のきっかけにもなり、子供にとって多くリスクをはらんでいることもあります。

しかし「そんな危ないもの一生使わなくて良い」と言って、絶対にネット環境に触れさせないのも難しいものです。ある子は親が絶対にネットをさせてくれなかったので、18歳になって自分でスマホを買って以来没頭してしまい、ネット依存症になってしまったという事例もあります。

SNSは楽しくて魅力的な分、同様に危険なことやリスクがあることを教えてあげましょう。またあまりにも没頭すると目の前の人を傷つけたり不快な思いをさせたりすることもあります。一緒に使い、どういった場面では使用を控えるかなど話し合うことが大切です。

3-2.時間や場所を決める

子供がSNSに夢中になり、食事中でも会話中でもスマホばかりいじっている。こうしたときは、あえて親が使ってはいけない場面で使用してみせるのも良いでしょう。子供が何か伝えてくるときに、SNSに夢中になり話を聞かないのです。すると子供は傷つきます。そうしたときに「これがルール違反のやり方だ」と教えてあげると良いでしょう。

SNSには投稿のルールの他に、いつどこでやってはいけないのかといった決まり事を家族で決めましょう。会話するときはスマホから目をあげる、食事中は禁止、夜10時からは禁止など、家族や知人に不快感を与えないためのルールを決めておきましょう。

まとめ SNSよりも大切なことがある

SNSは知らない人と情報を交換できたり、投稿することで日々の生活に元気をもたらしてくれたりもします。

しかし友人と食事中でもスマホばかり見ていたり、スポーツ観戦に来ても見るのは画面ばかりという大人が増えています。そうした大人を見て育った子供もSNSに夢中になり、目の前の出来事や人に対しては共感性がないといった問題が起きる可能性があります。

SNSはとても便利ですが、人が生活する上ではやはり目の前の対人関係や物事に対して真摯に向き合うことが大切です。SNSはあくまで生活を潤すツールであり、生活のほとんどを乗っ取られることがないよう、親子で節度のあるルールを考えていきましょう。

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