アナログ時計をうまく使い、旅人算の苦手意識を減らそう

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日常生活では数を数えるのに「10単位」を使うことが多いでしょう。例えばたくさんのプリントの数を数えるのに、2,4,6~10と10枚ずつまとめて合計を出す方が簡単なことがあります。

しかし小学校2年生くらいになると「時計」の授業が始まり、それまで数の基本は10と認識していたのが、1時間は60分という「60進法」が始まり、混乱してしまう子が多いのです。こうした数の混乱を防ぐには日常生活でもちょっとした工夫が必要です。まずはデジタル時計をやめ、アナログ時計にて60進法を意識的に見るようにしましょう。このことは将来受験勉強などで出てくる「旅人算」にも役立つことができます。

1.時間に関する数字は「60進法」

shutterstock_122391511両手の指が10本あるように、物事の単位を測るには5や10で計算したほうが楽に感じます。掛け算でも割り算でも5の単位や10単位の計算は楽なことが多いですよね。

しかし1分=60秒、1時間=60分といったように、時間の単位に関しては「60進法」が定められています。そのため算数の問題によくある時間や道のりを計算する「旅人算」では60を基本にして計算することが多く、この60進法を理解していないと非常に問題を解くことが困難になります。まずは時間に関する数は60を基本としていることを、子供にしっかりと認識させなくてはいけません。

1-1.時間を分かりやすく10進法にするとどうなる?

ちなみに面倒な60進法をやめて、時間の単位も10進法で考えようという動きもあります。これはスウォッチ・インターネットタイムと呼ばれるものですが、時間を10進法で考えると非常にややこしいことが分かります。ちなみに午後3時ちょうどをスウォッチ・インターネットタイムで表すと@291.67という表記になります。これは時刻を10進法で換算した式によるものなのですが、正直意味が分かりません。(参照:wikipedia スウォッチ・インターネットタイム)

古来から1年は365日で太陽が天球上を1周するという事実の認識があったため、時間に関する数字は60進法が使われています。無理に10進法で考えるのは相当数学的知識がないと理解はできないでしょう。

1-2.アナログ時計で1時間は60分ということをしっかり認識させる

見た瞬間に今は何時何分か認識できるデジタル時計は、いまやいたるところにあります。スマホの画面時計もデジタルが多いですし、テレビ画面に表記されている時間や街の掲示されている時間もデジタル表記が多いです。

しかしデジタル時計では「何分後」や「何分先」を想像するのは難しいことがあります。例えば今は3時ピッタリだけど、15分前だと何時になる?といった質問を子供にすると、時計に慣れていない子供は混乱することが多いでしょう。2時50分の20分後を、2時70分と答えてしまう子もいるのです。

その点時計の針と秒針があるアナログ時計は、時計の針を動かしながら子供に時間の勉強をしっかりとさせることができます。5分前、5分後と長い針を動かしながら数字を読ませることにより、1時間は60分あるということを認識させ、時間の単位を覚えることができます。普段から家にアナログ時計も設置するようにして、時計の単位を教えることはもちろん、時間の読み方や前後の時間も考えさせるきっかけを作ってあげましょう。

1-3.普段から時間を考えさせる声掛けを

時計の読み方に慣れていない頃は親が何時何分と教えていれば良いのですが、慣れてきた辺りからは少し声掛けにも工夫が必要になってきます。

例えば決まった時間を言うときに「4時15分までだよ」というのではなく、「あと20分だから何時まで?」と子供に時間を考えさせます。最初は5分単位での時間の読み方が簡単ですが、慣れてきたら33分などの細かな読み方も意識させるようにしましょう。

また午後1時は13時という読み方もできるようになると便利です。電車の発車時刻でいうと今は何時?といったようにクイズ形式で時間の読み方を日々行うことにより、時刻の認識もたいぶ理解することができるでしょう。

2.算数が嫌いになるきっかけ!?「旅人算

shutterstock_383429464小学生が嫌いな教科は何かをアンケートしてみると、昔から「算数」がダントツの1位です。好きな教科でも挙げられることは多いのですが、ややこしい文章問題が増え始める小学校5年生あたりから、算数を嫌いになる子供は急増しています。(参照:学研教育総合研究所)

中でも時間の単位と道のりの単位を工夫して求める、いわゆる「旅人算」を苦手とする子供は多いです。

2-1.子供が苦手な「旅人算」とは?

旅人算とは、歩いたり走っていたりしている人同士が、同じ方向に動いたり、向かい合って動いたりして手会うまでの時間や距離などを求める問題です。

A君は家を出て,毎分50m の速さで公園に向かいました。5分後に兄がAくんを追いかけ、毎分150m の速さで公園に向かいました。兄は家を出てから何分後にA君に追いつくことができますか?

このような問題です。昔やったことがある人も多いでしょうし、現在お子さんが解くのになかなか苦労していることもあるかもしれません。このような問題を解くには、まずは時間の単位である秒、分、時間をしっかりと理解していなくてはなりません。

2-2.時間と道のりの単位を理解しているかがポイント

旅人算に求められる回答方法はさまざまですが、基本的には「速さ=道のり÷時間」という公式です。

しかし道のりも時間も単位に注意しなくてはなりません。道のりの単位はmm、cm、m、kmとあり、時間の単位は秒、分、時間、と分けられます。しかも道のりの単位はおよそ100ごとに考えられる10進法であり、時間の単位は60で考えられる60進法です。これが旅人算の計算をややこしくしているとも言えます

時間を10進法で考えて計算してしまうミスもよく見かけますが、普段から1分は60秒という認識がしっかりしていれば、旅人算もそこまで難しいものではありません。一定時間が経過する度に2人の距離がどのくらいの場所にあるか理解できれば、旅人算のポイントを抑えることもできます。

2-3.普段から時間の感覚もつかんでおく

家にアナログ時計があるだけで、旅人算が上達するとは言えません。旅人算は年齢が上がっていくにつれ問題が複雑化しますから、何度も繰り返し計算して問題を解くことが必要になります。

ただ時間の感覚をしっかり掴んでいる子供は、比較的旅人算は得意かもしれません。それは時間に関するおおまかな予想ができるため、計算を解いている間にこんな桁は違う、と早めに間違いに気づくことができるからです。

そのためには普段の生活にも、時間と距離の関係を意識させてみるのも良いでしょう。高学年になれば電車に乗った際に、何分間で何キロの駅まで走ることができたのか、時速はどのくらい出ているのかおおまかに予想させてみます。低学年の子供には、目をつぶって10秒経ったら手をあげさせるなど、普段から時間の感覚を掴んでおくのもおすすめです。

まとめ

shutterstock_304408700デジタル時計が日常化し、便利な世の中になっている現在、時計の読み方や時間の感覚を意識して過ごすことも減ってきています。

しかし子供にはなるべく早いうちから時計の読み方を覚えさせ、秒や分、時間の感覚も身につけさせましょう。そのことが基本となり、算数における旅人算への苦手意識も減らすことができます。時計の針が一周したら1時間が経過する、当たり前のことですが、子供には小さなうちから60進法を身につけておくことが大切です。

また子供用の腕時計や目覚まし時計を利用するのもおすすめです。普段の自分の行動にはどの程度時間が掛かるのか意識でき、朝起きる際も自分が計画してめざましを利用することにより、自立することにもつながるでしょう。

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